新型コロナワクチン 生後半年~4歳 24日から無料で接種開始へ

新型コロナウイルスのワクチンのうち、生後6か月から4歳までの子どもを対象にしたワクチンについて、厚生労働省は今月24日から無料で受けられる公的接種を開始する方針を決めました。

子どもへの接種をめぐり、厚生労働省は5日、生後6か月から4歳を対象にしたファイザーのワクチンの国内での使用を承認し7日、専門家で作る分科会での了承を経て、無料で受けられる公的接種に位置づける方針を決めました。

今後は必要な手続きを経たうえで、今月24日から接種を始める方針で、11月下旬にかけて、合わせて700万回分のワクチンを自治体に配送する計画です。

これまでワクチンの対象年齢は、モデルナとノババックスが12歳以上、ファイザーが5歳以上となっていて、5歳未満の子どもへの接種は初めてとなります。

有効成分の量は大人のワクチンの10分の1で、3回の接種が必要とされ、3週間あけて2回目を接種したあと、少なくとも8週間あけて3回目を接種するとしていて、厚生労働省は接種方法については小児科のクリニックなどでの「個別接種」とする方針です。