「たまらなく可愛い女の子」 千葉 松戸の女児家族のコメント

先月23日から行方が分からなくなり、千葉県市川市の川で遺体で見つかった小学1年生の女の子の家族が、娘への思いや連日の捜索への感謝などをつづったコメントを発表しました。コメントの全文です。

南朝芽さんの家族 コメント全文

さやは小さい頃から食べられる物が少ない子でした。給食を食べることも大好きでしたが、家では好物の白ごはんと少しのおかずばかりを食べていました。

言葉もほかの子に比べたら少ししか知りません。しかしさやは本当に邪気のない、たまらなく可愛い女の子です。

さやは自分なりに自分が生まれてきたこの世界のしくみを理解し、さまざまな物に少しずつ触れるようになり、またさまざまな人と接していく中で時に私共を笑わせたり、時に慰めたりしてくれました。

さやは、小学校に通い始めて、まだ半年も経っていませんでした。大好きな電車ももっと乗りたかったでしょうし、車だっていつか運転したかったでしょう。行ったことがない場所、食べたことのないもの、見たことのない景色がたくさんありました。

さや、あなたがいなくなってから、たくさんの方々が何日もの間、眠れぬ夜にも私たちと一緒にあなたを探してくれました。

行方不明になった日から2週間が経とうとしたとき、あなたが海に近い河口付近まで戻ってきてくれたと聞いた時は、家族の誰もが奇跡だと思いました。一度海に出たら、もう二度と会えることはないかもしれない、と覚悟を決めていたからです。

今回の発表を受けて、私共家族一同から、さやのためにご尽力いただいた皆様に心より感謝を申し上げたいです。ご自身の日常生活を投げ打ってでもさやの捜索に最大限にお力を貸してくださった方々や私共の見えないところで心を痛め、さやの無事を祈ってくれた方々に、私共は本当に支えられました。

懸命な捜索にあたってくださり未だに残る疑問点を今も尚捜査してくださっている警察の方々、力強く細やかなサポートをしてくださった市の職員の方々、そして数えきれないほどの民間ボランティアの方々に、皆様のお心遣いに心から感謝を申し上げます。

松戸市のみならず、隣接する市にも強固な協力体制をしいてさやの捜索に全力を注ぎ、激務の合間を縫って私共を訪ね何度も温かいお言葉をかけてくださった本郷谷市長には、家族一同、深く感謝申し上げます。

どうか、これから私共家族がさやを無事に見送り、時に振り返りながら日々を少しずつ前に進めてゆけるように、皆様にはそっと見守っていただきたいです。

改めまして、たくさんの心温まるご声援とお力添えに心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

献花の男性「お父さんお母さんのことを考えると悲しい」

南朝芽さん(7)が遺体で見つかった千葉県市川市の現場付近では、7日も雨の中、近くに住む人などが献花に訪れました。

東京 江戸川区に住む64歳の男性は「朝芽さんは孫と同じくらいの年齢です。苦しくて寒かったと思いますが、何も言えないです。生きたかったんじゃないかと思います。お父さんお母さんのことを考えると悲しいです」と話していました。

警察 “事件か事故か断定できない”

これまでの捜査で朝芽さんは、溺れて亡くなったとみられ、骨折など事件性をうかがわせるような外傷はありませんでした。

また、足取りについては、江戸川の堤防のすぐそばにある、千葉県流山市の公園を訪れたとみられることがわかっていますが、江戸川の河川敷での姿を記録した防犯カメラや有力な目撃情報はないということです。

警察は川で溺れた可能性もあるとみていますが、事件なのか事故なのかは断定できないとしていて、引き続き、情報提供を求めるなどして死亡したいきさつを調べることにしています。