
EUの枠超えて40超の国が参加「ヨーロッパ政治共同体」の初会合
ロシアによるウクライナへの侵攻が続くなか、EU=ヨーロッパ連合の枠を超えて40を超える国の首脳が参加し、共通の政治課題について話し合うことで、各国の連携を深めようと「ヨーロッパ政治共同体」の初めての会合が開かれました。
「ヨーロッパ政治共同体」はことし5月、フランスのマクロン大統領が提唱したものです。
ロシアによるウクライナへの侵攻が続くなか、基本的な価値観を共有するヨーロッパの各国が共通の政治課題を話し合うことで、連携を深めることがねらいです。
EUの議長国、チェコで6日行われた初会合には、EU加盟国のほか、EUを離脱したイギリスや、加盟を目指すウクライナやモルドバ、バルカン半島の国々など、合わせて40を超える国の首脳が参加しました。
このうちウクライナのゼレンスキー大統領はオンラインで参加しロシアを非難したうえで、「この政治共同体は平和のための共同体になりうるものだ」と訴えました。
初会合では、安全保障やエネルギー問題などについて意見を交わしたということで、次回は、モルドバで開催されることが決まりました。