静岡 清水区の断水 12日ぶりにすべて解消も大雨の影響続く

台風15号の影響で静岡市清水区で起きた大規模な断水は6日夜、復旧作業が続いていた地区で飲み水の利用が可能となってすべて解消され、住民からは安どの声が聞かれました。

台風15号の影響で静岡市清水区で起きた6万戸を超える大規模な断水は、水道管が通る橋が流された「和田島ブロック」の2つの地区の合わせて600戸で復旧作業が続いていましたが、6日午後11時すぎ、飲み水として利用できることが確認され、断水は12日ぶりにすべて解消されました。

7日朝、断水が続いていた宍原地区の稲葉妙子さん(83)の住宅では、水の濁りがなくなったのを確認してから野菜を洗ったり、コップにくんだ水を飲んだりしていました。

稲葉さんは、肺気腫を患っていて、のどを潤すと楽になるため水が欠かせないといいます。断水していた間は、少し離れた場所にある妹の家に通い、入浴や洗濯、食事をすませていたということです。

稲葉さんは「断水が復旧して本当にありがたい。皆さんの苦労がいっぱい詰まっているので、感謝の気持ちで飲みたいです」と話していました。

静岡市によりますと、断水は解消したものの、依然、水の供給量が安定しない地域もあるということで、市は住民に節水への協力を呼びかけていました。

静岡県内では島田市の14戸で断水続く

台風15号の影響で、静岡県内では島田市の14戸で断水が続いていて、市が給水タンクを設置して対応しているということです。

静岡市清水区では台風15号の大雨の影響続く

静岡市清水区では断水は解消されましたが、台風15号の大雨による影響は続いています。静岡市清水区の山切地区では、川の護岸が70メートル近くにわたって崩落し、コンクリート片やガードレールが川の中に残されたままになっています。

また、住宅のすぐそばを走る市道が100メートルほどにわたって崩落した現場では、今もバスが運行できず、まずは、一般の車が通行できるようにと復旧工事が急ピッチで進められています。

作業に当たっていた男性は「住民に欠かせない生活道路なので、とにかく早く復旧できればと頑張っています」と話していました。

また、この地区に住む青木宏之さん(67)の住宅では、裏山が崩れて土砂が敷地に流れ込んだうえ、水道管が破損したため、断水が解消した今も水が使えないままです。

7日午後には再び雨足が強まり、青木さんは「また裏山が崩れないか心配です。自宅で温かいお風呂に入ることができる生活を早く取り戻したい」と話していました。