若田さん 国際宇宙ステーションに到着 半年間の長期滞在を開始

日本人宇宙飛行士の若田光一さんらを乗せた民間の宇宙船が日本時間の7日朝、国際宇宙ステーションへのドッキングに成功し、若田さんら4人の宇宙飛行士が午前8時前に宇宙ステーションの船内に入室して、およそ半年間の長期滞在を始めました。

●新しい動きから順に時系列でお伝えしています。

【日本時間7日09:00すぎ】「家に帰ってきたような気持ち」

国際宇宙ステーションでは、日本時間の7日午前9時すぎから若田さんら新たに到着した4人の宇宙飛行士の歓迎セレモニーが開かれ、すでに滞在中の7人の宇宙飛行士がそろって出迎えました。

この中で、司会役の宇宙飛行士が若田さんについて、宇宙ステーションで長期滞在が3回目になると紹介すると、若田さんは「私にとっては家に帰ってきたような気持ちです。国際宇宙ステーション計画を支える各国の人たちに感謝します」などと笑顔で話していました。

59歳の若田さんは日本人宇宙飛行士として最多となる5回目の宇宙飛行で、宇宙ステーションにおよそ半年間滞在し、今後の月や火星の探査を見据えた実験などを行うことになっています。

【日本時間7日08:00前】ハッチ開かれ若田さん宇宙ステーションに

国際宇宙ステーションにドッキングした民間宇宙船「クルードラゴン」の5号機は、日本時間の7日午前8時前にハッチが開かれ、若田さんたち4人の宇宙飛行士が宇宙ステーションの船内に入室しました。

3番目に入室した若田さんは、宇宙ステーション側で待ち構えていた長期滞在中の宇宙飛行士と笑顔で抱き合い言葉を交わしていました。

【日本時間7日06:00すぎ】宇宙ステーションにドッキング成功

若田さんら4人の宇宙飛行士を乗せたアメリカの民間宇宙船「クルードラゴン」の5号機は、日本時間の7日午前6時すぎ、国際宇宙ステーションへのドッキングに成功しました。

【日本時間7日03:00すぎ】「宇宙船は順調に飛行」

若田さんは日本時間の7日午前3時すぎ、自身のツイッターを更新し、「宇宙船は順調に飛行を続けており、到着が近づいてきました。宇宙の素晴らしさを発信していきますので、ぜひ楽しみにしていてください」と投稿しました。

【日本時間6日01:15頃】「非常にスムーズな打ち上げでした」

若田さんは宇宙船がロケットから分離されたあと、日本時間の6日午前1時15分ごろ、NASAがインターネット配信している映像を通して日本語で意気込みなどを語り、「非常にスムーズな打ち上げでした。打ち上げを支援していただいたみなさん、応援に駆けつけてくれたみなさんありがとうございました。この調子で、チームワークをもってがんばります」と話していました。

【日本時間6日01:10すぎ】ロケットから分離、打ち上げ成功

若田さんらが搭乗する民間の宇宙船「クルードラゴン」の5号機は、日本時間の6日午前1時10分すぎにロケットから分離され、打ち上げは成功しました。

【日本時間6日01:00】ケネディ宇宙センターから打ち上げ

日本時間の6日午前1時、宇宙船を搭載した「ファルコン9」ロケットのエンジンが点火され、国際宇宙ステーションに向けて打ち上げられました。

ISSで月や火星の探査を見据えた実験行う計画

若田光一さんは今回の宇宙飛行でおよそ半年間、ISS=国際宇宙ステーションに滞在し、今後の月や火星の探査を見据えた実験などを行う計画です。

このうち、月や火星を探査する「探査車」の設計に生かす目的で行われるのが、車の潤滑剤などに使う液体の宇宙での動きを調べる実験です。

日本の実験棟「きぼう」に設置されている月や火星の重力を作り出せる装置を使ってデータを取得します。

また、宇宙ステーションなどの有人宇宙施設で火災が発生した場合に備えて、さまざまな材料が無重力状態でどのように燃えるのか調べる実験を行い、今後の宇宙探査に役立てる計画です。

このほか、若田さんはおよそ半年間の滞在期間中、宇宙飛行士の飲み水となる再生水の新たな管理法の開発や、「きぼう」のロボットアームで超小型衛星を宇宙空間に放出する任務などに取り組むことになっています。

若田さんとともに搭乗する3人の宇宙飛行士は

アメリカの民間宇宙船「クルードラゴン」5号機には、若田光一さんのほか、いずれも初めての宇宙飛行となるアメリカ人飛行士2人とロシア人飛行士1人が搭乗します。

このうち、宇宙船の船長を務めるニコール・マン宇宙飛行士(45)は、戦闘機のパイロットから2013年にNASAの宇宙飛行士に選ばれ、アメリカ先住民の女性として初めての宇宙飛行に臨みます。

ジョシュ・カサダ宇宙飛行士(49)は、アメリカ海軍のテストパイロットとして、4000時間以上の飛行経験があり、2013年にNASAの宇宙飛行士に選ばれました。

アンナ・キキナ宇宙飛行士(38)は、2012年にロシアの宇宙飛行士に選ばれ、ロシア人として初めてアメリカの民間宇宙船「クルードラゴン」に搭乗します。

日本人最多 5回目の宇宙飛行に臨む若田光一さん

日本人宇宙飛行士として最多となる5回目の宇宙飛行に臨む若田光一さんは現在のさいたま市出身の59歳。

九州大学大学院を修了したあと航空会社のエンジニアとして勤務し、1992年(平成4年)に宇宙飛行士に選ばれました。

1996年(平成8年)にスペースシャトルで初めての宇宙飛行を行い、4年後の2000年(平成12年)には2回目の宇宙飛行でロボットアームを操作して国際宇宙ステーションの建設作業に参加しました。

そして、2009年(平成21年)の3回目の宇宙飛行では、日本人として初めておよそ4か月半にわたり宇宙ステーションでの長期滞在を行いました。

2013年(平成25年)から翌年にかけての4回目の宇宙飛行では、ロシアの宇宙船「ソユーズ」に搭乗して宇宙に向かい、日本人で初めて宇宙ステーションの「船長」を務めました。

さらに、若田さんは国際宇宙ステーションに長期滞在する各国の宇宙飛行士を管理するNASA=アメリカ航空宇宙局の部門長を務めるなど、日本人宇宙飛行士の活動をリードしてきています。