群馬 草津温泉 名物「湯もみ」の観覧料 7年前以来の値上げ

原油価格の高騰などを受けて、群馬県有数の観光地の草津温泉では、今月から名物の「湯もみ」の観覧料を値上げしました。

草津町の草津温泉にある観光施設の「熱乃湯」は、温泉の湯を板でかき混ぜて温度を下げる「湯もみ」を間近で見学でき、人気となっています。

施設を運営する観光協会では、新型コロナの影響で客足が以前の7割ほどにとどまっていることに加え、原油高の影響で今後、客席の暖房費がかさむことが見込まれることから、今月から観覧料を値上げしました。
観覧料は、大人がこれまでから100円上がって700円に、子どもは50円上がって350円となっています。

観覧料の値上げは、7年前に現在の施設に建て替えた際に行って以来だということです。

草津温泉観光協会の福田俊介事務局長は「ランニングコストの高騰で負担は大きくなりますが『全国旅行支援』も始まるので、なんとか草津の象徴ともいえる『湯もみ』を守っていけるよう頑張っていきたい」と話していました。