「インフルエンザと新型コロナの同時流行懸念」都モニタリング

東京都内の新型コロナウイルスの感染状況について、専門家は「いまだ感染者数は高い水準で今後、インフルエンザとの同時流行が懸念される」として警戒を呼びかけています。

都は、6日に新型コロナウイルスの都内の感染状況と医療提供体制について、専門家によるモニタリング項目の分析結果を公表しました。

それによりますと新規感染者数の7日間平均は、5日時点で3769.1人と、9週間連続して減少しています。

また、都内の入院患者数は1360人で、先週より294人減りました。

こうしたことを踏まえ、専門家は、4段階ある警戒レベルについて、
▽感染状況は上から2番目を、
▽医療提供体制は上から3番目を、
それぞれ維持しました。

専門家は「感染者数は連続して減少しているものの、いまだ高い水準にあり、ことしの冬はインフルエンザと新型コロナの同時流行が懸念され、注意が必要だ」として、警戒を呼びかけています。