ミャンマー 拘束の日本人ジャーナリストに有罪判決

ミャンマーで拘束されているジャーナリストの久保田徹さんに対して、現地の軍事法廷は扇動などの罪で有罪判決を言い渡しました。

ジャーナリストの久保田徹さんはことし7月、ミャンマーの最大都市ヤンゴンで治安当局に拘束され、その後、観光ビザで入国して抗議デモを撮影したとして入国管理法違反などの疑いで訴追されました。

関係者によりますと5日にヤンゴンで軍事法廷が開かれ、久保田さんに対して通信に関する法律に違反した罪で禁錮7年、扇動の罪で禁錮3年がそれぞれ言い渡されたということです。

軍事法廷は非公開で、弁護士も立ち会うことができず判決の詳しい内容については分かっていません。

現地の日本大使館はミャンマー当局に対して久保田さんの早期解放に向け引き続き働きかけを行っていくことにしています。

ミャンマーでは、イギリスの元駐ミャンマー大使が入国管理法違反の疑いで拘束され取り調べを受けているほか、アウン・サン・スー・チー氏の経済顧問を務めていたオーストラリア人の男性が国家機密法違反の罪で禁錮3年の有罪判決を受けるなど軍による外国人への締めつけが強まっています。

磯崎官房副長官「引き続き早期解放求めていく」

磯崎官房副長官は、記者会見で「ミャンマー当局に対し、久保田氏の早期解放を引き続き求めていく。また邦人保護の観点から、領事による面会やご家族への連絡などの支援をこれまでも行ってきており、今後も、できるかぎりの支援を行っていきたい」と述べました。

また、久保田氏の健康状態について「5日にも弁護士が面会しており、特に問題ないと承知している」と述べました。