脳の反応から感情などを“見える化” メーカー各社が技術開発

人の脳の反応からその感情などを“見える化”する新しい技術の開発がメーカー各社の間で相次いでいます。

このうち、コニカミノルタは、広島大学と共同で進めてきた脳の反応の解析データから新たな数理モデルを作りました。

この数理モデルを使って、商品のラベルやチラシなどさまざまな画像を分析すると、人がデザインのどこに注目しているかや、どんな印象を受けているかを色や数値などで“見える化”します。

消費者を引き付ける商品開発などで近く実用化します。

技術開発本部の井上暁マネージャーは「これまで、経験と勘に頼ってきたデザインやマーケティングをより効率的に、目にとまりやすくできる」と話しています。

また、三菱電機は、血流に伴う脈波を測定することで脳の活動を解析し、集中しているかどうかや、疲労の度合いなどを数値で“見える化”するセンサーを開発しました。

その数値を見ることで、勤務管理など働き方の改善に活用することを目指しています。

このほかのメーカーでも開発が進められ、脳の活動を“見える化”し、商品やサービスに生かそうという開発が相次いでいます。