インドネシア サッカー暴動 地元警察署トップ解任 軍にも批判

インドネシアのサッカースタジアムで1日起きた暴動で、観客100人以上が亡くなったことを受けて、国家警察は地元の警察署のトップを解任しました。インドネシアでは、一緒に警備に当たっていた軍に対しても過剰な対応がみられたとして、批判が高まっています。

インドネシアの東ジャワ州マラン県では1日、プロサッカーリーグの試合のあと、負けたチームのサポーターの一部がグラウンドに入り込みました。

これに対して、警察が催涙ガスを発射したため観客がパニックになり、これまでに125人の死亡が確認されています。

追悼に訪れた女性は「犠牲者が安らかに眠ることができるよう調査を徹底してほしい」と話していました。

インドネシア国内では、警察が催涙ガスを発射したのは過剰な対応だったとして批判が強まっています。

こうした中、国家警察は、試合の警備の責任を担っていたマラン県を管轄する警察署のトップを解任しました。

日に日に高まる批判をかわすねらいがあるとみられます。

またSNSでは警察と共に警備に当たっていた軍の兵士が、観客を蹴ったとされる様子の動画が広がり、批判の矛先は、軍にも向けられています。

インドネシアの警察の問題に詳しいインドネシア治安戦略研究所のバンバン・ルクミント氏は「警察の行為は正当化されるべきではない。軍の警備への関与が適切だったかを含め、サッカー界全体の警備体制を見直す必要がある」と指摘しています。