「気象レーダーの雨雲の切れ目の線はミサイルと無関係」気象庁

4日朝、北朝鮮によるミサイル発射の情報が伝わったあと、インターネットのSNSでは、気象レーダーの北海道の画面に雨雲の切れ目のような線が映っていたことから、ミサイルの軌道ではないかと推測する投稿が相次ぎました。これについて気象庁は、電波が山に遮られたところが線のように映っているもので、ミサイルとは無関係の誤った情報だとしています。

4日午前7時半前、政府はJアラート=全国瞬時警報システムで、北朝鮮からミサイルが北海道などの方向に発射されたものと見られると伝えました。

情報が伝えられたあと、ツイッターなどのSNSでは気象庁の気象レーダーの画像を引用して「ミサイルの跡か?」など、ミサイルの軌道が映っているのではないかと推測する投稿が相次ぎました。

当時のレーダーの画像を見ると、北海道の渡島半島の七飯町付近から北西の方向に向けて雨雲の切れ目のような線が見られます。

これについて気象庁は、気象レーダーの切れ目のような線はミサイルとは無関係で、ミサイルの軌道と関連づけた情報は誤った情報だとしています。

説明によりますと、線が見える付近の七飯町の横津岳の山頂付近には気象レーダーが設置され、周辺に電波を発射して雨雲を観測する仕組みになっています。

しかし、北西の方向にある山に遮られ観測できない部分が切れ目のように映っているということです。

こうした現象はふだんの雨の時から見られるとしています。

気象レーダーの一部が空白となる現象はほかの地域でもあり、千葉県柏市にある気象レーダーでは、高層ビルの影響で電波が遮られて北海道と似た雨雲の切れ目のような線が見られるということです。

気象庁は「気象レーダーは雨雲を観測するもので、ミサイルを対象にはしていない」と話しています。