明治神宮奉納相撲 3年ぶり開催 横綱 照ノ富士の奉納土俵入りも

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止となっていた、明治神宮の奉納相撲の大会が、3年ぶりに東京 両国の国技館で行われました。

この大会は大正14年に始まり、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でおととしから2年連続で中止となっていましたが、ことしは3年ぶりに開催されました。

午前中は明治神宮で横綱 照ノ富士の奉納土俵入りが行われました。

照ノ富士は、先月の秋場所を両ひざのけがで途中休場しましたが、3日は露払いに錦富士、太刀持ちに翠富士を従えて「不知火型」の土俵入りを披露し、腰を落とした状態から両手を左右に大きく広げて体を起こしていくせり上がりなどを見せていました。

このあと国技館で幕内力士によるトーナメント戦が行われ、決勝は関脇 豊昇龍と平幕の明生の同部屋どうしの対戦となりました。

豊昇龍が豪快な小手投げで初めての優勝を決めると、会場からは大きな拍手が送られました。

優勝した豊昇龍は「3年ぶりのトーナメントなので気合いを入れて精いっぱい頑張った。明生関とは毎日稽古場でやっているが、勝ててうれしい」と笑顔で話していました。