教諭が女子生徒のほおたたき暴言 あご外れる 懲戒を検討 兵庫
先月、兵庫県姫路市の高校で、ソフトボール部の顧問の男性教諭が、部員の女子生徒のほおをたたき、あごが外れるけがをさせていたことがわかりました。
学校は生徒に謝罪し、教諭の懲戒処分を検討しています。
姫路女学院高校によりますと、先月24日、ソフトボール部の顧問を務める40代の男性教諭が、兵庫県内で開かれた大会で、部員の1年生の女子生徒がユニホームを忘れて報告しなかったことなどに腹を立て、ほおを平手で1回たたいて「帰れ、お前なんかいらん」と暴言を浴びせたということです。
生徒は、謝ろうと何度か近寄ったところ「あっちに行け」などと言われたほか、翌日の試合でも、尻を蹴られたり頭をたたかれたりしたということです。
生徒は、ほおをたたかれた際にあごが外れたということで、口を開けたり食事をしたりすることが難しくなり、医療機関からは「外傷性開口障害」と診断されました。
生徒は、ショックで登校できなくなっているということです。
学校は生徒に謝罪し、教諭の懲戒処分を検討しています。
学校を運営する法人の理事長をかねる摺河祐彦校長は、NHKの取材に対し「被害にあった生徒と保護者に心からおわびし、一日も早い回復を祈ります。再発防止のために万全を尽くします」としています。