ITU標準化部門トップにNTTの尾上氏 “6G”基準 リードの期待

情報通信のルールを決める国連の専門機関、ITU=国際電気通信連合で通信規格の標準化などを担う部門のトップに日本が擁立したNTTの尾上誠蔵氏が選出されました。次世代の6Gの実用化を見据えた国際的な基準づくりで日本がリードすることが期待されます。

193の国と地域が加盟するITU=国際電気通信連合は、周波数の分配や情報通信の標準化などを担う国連の専門機関です。

4年に1度の幹部の選挙がルーマニアのブカレストで行われ、日本時間の30日、携帯電話などの通信システムや技術の基準を作る電気通信標準化局の局長に日本が擁立した尾上誠蔵氏が選出されました。

尾上氏は1982年に日本電信電話公社、現在のNTTに入社し、スマートフォンなどの高速通信「LTE」の技術開発に関わり、国際標準の議論をリードしてきました。

今後、ITUでは次世代の6Gの実用化に向けて国際的な基準づくりが行われる見通しで、技術開発の経験が豊富な尾上氏が局長ポストに就くことで、日本が議論をリードすることが期待されます。

尾上誠蔵氏はオンラインで会見を行い「国際機関のポジションを取るということは、日本にとって大きな意味がある。しっかり貢献していきたい」と述べました。