政府・日銀 今月ドル売り円買い市場介入 過去最大2兆8382億円

政府・日銀が急激な円安に歯止めをかけるため、今月実施したドル売り円買いの市場介入の総額は、過去最大の2兆8382億円にのぼったことがわかりました。

財務省の発表によりますと、先月30日から今月28日までのおよそ1か月間に、市場介入に使われた資金は2兆8382億円でした。

1か月間に行ったドル売り円買いの市場介入としては、これまでで最大だった1998年4月を上回りました。

1日ごとの介入の実績は明らかになっていませんが、政府・日銀は今月22日に24年ぶりにドル売り円買いの市場介入を行ったことを明らかにしていて、今回の介入が異例の規模だったことがわかりました。

この日の市場介入の直後、円相場は、5円以上変動し1ドル=140円台前半まで値上がりしましたが、現在は1ドル=144円程度まで円安が進んでいます。

アメリカの中央銀行がインフレを抑制するため、金融引き締めを強めているのに対し、日銀は今の大規模な金融緩和を続ける方針で、円が売られやすい状況は変わっていません。

今後、円安が加速する局面で再び政府・日銀が市場介入に踏み切るかどうかが金融市場の焦点になっています