9月の月例経済報告 「緩やかに持ち直し」維持も 円安に警戒感

政府は今月の月例経済報告をまとめ、景気の基調判断を「緩やかに持ち直している」としました。
判断はこれまでと同じですが、円安など金融市場の変動に警戒感を強めています。

30日の関係閣僚の会議でまとめた今月の報告によりますと「個人消費」は「緩やかに持ち直している」と判断しました。

物価の上昇で節約志向が続く一方で、感染拡大が落ち着きを見せ、外食の売り上げや宿泊施設の稼働率に改善の動きがみられるとしています。

「企業収益」は「一部に弱さがみられるものの、総じてみれば改善している」としました。

中小企業が原材料高を十分に価格転嫁できず営業利益を減少させているものの、大企業を中心に円安が経常利益を押し上げていると見ています。

これらを踏まえて、景気全体の基調判断は先月と同じ「緩やかに持ち直している」としました。

一方、先行きについては、世界的な金融引き締めによる海外経済の下振れをリスクにあげました。

また、物価上昇の影響や、このところの急速な円安など金融市場の変動に十分注意する必要があるとしています。