公明 熊野参院議員が議員辞職 知人女性に性的嫌がらせの報道

知り合いの女性に性的な嫌がらせを繰り返したなどと報じられた、公明党の熊野正士参議院議員が議員辞職願を提出し、許可されました。

公明党の熊野正士参議院議員は9月、複数の週刊誌で知り合いの女性に対し、LINEでみだらな内容のメッセージを送るなど、性的な嫌がらせを繰り返していたなどと報じられました。

こうした中、熊野氏は30日午前、尾辻参議院議長に対し、秘書を通じて議員辞職願を提出しました。辞職願は直ちに許可され、熊野氏は参議院議員を辞職しました。

公明党によりますと、熊野氏は8月下旬から入院していて、29日家族と弁護士が面会した際、議員辞職の意思を示し、辞職願に署名したということです。

熊野氏は参議院比例代表選出の57歳。大学病院などで医師として勤めたあと、平成28年の参議院選挙で初当選し、農林水産政務官などを務めました。

ことし7月の参議院選挙で2回目の当選を果たしました。

熊野氏の議員辞職を受けて、ことし7月の参議院選挙の比例代表の公明党の名簿から宮崎勝氏が繰り上げ当選する見通しです。

公明 石井幹事長「改めて深くおわび」

公明党の石井幹事長は、記者会見で「熊野氏は週刊誌報道を事実として認めているわけではないが、報道されたことで、党員や支持者、国民の皆さんにご迷惑をかけたということで辞職の意を示したということだ。党所属の議員が辞職にいたり、改めて深くおわび申し上げる」と述べました。

そのうえで石井氏は、綱紀粛正に向けて、党内に検討委員会を設置し、新たな政治倫理規範を策定することなどを含めて検討を始める考えを示しました。

立民 泉代表「異常な事案で辞職は当然」

立憲民主党の泉代表は記者会見で「報道で見るかぎりは異常な事案で、国会議員に値しない。辞職するという判断に至ったのは当然ではないか」と述べました。

木原官房副長官「与党として高い緊張感持って政策課題に臨む」

木原官房副長官は、記者会見で「政治家の出処進退は本人が判断すべきものだと考えているので、政府としてコメントは差し控えたい。いずれせよ、政府・与党として、引き続き高い緊張感を持って政策課題に臨んでいきたい」と述べました。