LNG調達でマレーシア国営企業と覚書 危機的状況時には融通を

LNG=液化天然ガスの需給が世界的にひっ迫する中、経済産業省は世界有数の生産国であるマレーシアの国営企業と覚書を交わし、調達が滞るといった危機的な状況になった場合に、融通を受けるなど協力を進めていくことになりました。

経済産業省は29日、LNGの安定供給に向けて、25の生産国と消費国の閣僚などが参加する国際会議をオンラインで開きました。

この中で、西村経済産業大臣は「LNGの安定供給には公的な支援が必要だ。日本の公的金融機関による支援を通じて、日本やアジアへの安定供給に貢献したい」と述べ、国際協力銀行などを通じて調達にかかる費用への融資を強化する考えを示しました。

そのうえで経済産業省は、マレーシアの国営企業「ペトロナス」と覚書を交わし、LNGの安定供給に向けて協力していくことを確認しました。

覚書では調達が滞るといった危機的な状況になった場合に、マレーシア側がLNGを融通するなど、日本を最大限支援するとしているほか、新たな開発プロジェクトへの投資を、共同で行うことを検討するとしています。

日本にとってマレーシアは、オーストラリアに次ぐLNGの調達先で、ロシアからの調達に不安を抱えながら迎えるこの冬を前に、安定供給につなげるねらいがあります。