カメルーン人男性入管施設死亡訴訟 被告の国も控訴

8年前、茨城県牛久市の入管施設に収容されていた43歳のカメルーン人男性が死亡したことをめぐり、遺族が国を訴えた裁判で、国は遺族への賠償を命じた水戸地方裁判所の判決を不服として29日、控訴しました。原告側も28日に控訴していて、東京高等裁判所で改めて審理されることになりました。

2014年3月、茨城県牛久市の入管施設「東日本入国管理センター」に収容されていた43歳のカメルーン人男性が死亡し、男性の母親が速やかに救急搬送をせず適切な医療を受けさせなかったなどとして国に賠償を求めた裁判では、今月16日、水戸地方裁判所が入管の対応の問題を認めたうえで165万円を賠償するよう命じました。

一方、入管の対応と男性の死亡との因果関係については認めませんでした。

国は、遺族への賠償を命じた判決の一部に不服があるとして29日、東京高等裁判所に控訴したことを明らかにしました。

判決をめぐっては、原告側も救急搬送が遅れたことと死亡との因果関係が認められなかったことなどに不服があるとして、28日に控訴していて、東京高等裁判所で改めて審理されることになりました。