小倉少子化相 通園バス園児死亡受け 安全装置設置義務づけ指示

静岡県で3歳の女の子が通園バスの車内に取り残され、熱中症で死亡した事件を受けて、小倉少子化担当大臣は、保育所などの送迎バスに安全装置の設置を義務づけるよう、関係府省に指示しました。

静岡県で3歳の女の子が通園バスの車内に取り残され、熱中症で死亡した事件を受けて、政府は来月、再発防止策を取りまとめることにしていて、それに向けて、29日「関係府省会議」を開きました。

この中で、こども政策を担当する小倉少子化担当大臣は、全国の保育所や幼稚園、認定こども園などのおよそ1万6000施設の送迎バスに、置き去りを防ぐための安全装置の設置を義務づけるよう関係府省に指示しました。
また、安全装置の仕様に関するガイドラインや、送迎バスの運行にあたっての安全管理マニュアルを作成することや、必要な財政措置も含めた、保育所などへの具体的な支援策を策定することも指示しました。

会議の後、小倉大臣は、記者会見で「幼児の所在確認が確実に行われるようにするうえで、安全装置を備えるよう義務づけることが必要だと判断した。こうした基本方針に基づいて、スピード感を持って再発防止策の取りまとめに向けた作業を加速していく」と述べました。

福岡 中間で息子亡くした母親「もっと早く義務化されていれば」

小倉少子化担当大臣が保育所などの送迎バスに安全装置の設置を義務づけるよう関係府省に指示したことを受けて去年、福岡県中間市で保育園のバスに9時間近く取り残され、熱中症で死亡した倉掛冬生くん(当時5)の母親がコメントを出しました。

母親は「幼い子どもたちの命が守られることで、冬生も少しはうかばれるのではないかと思いますが『もっと早く義務化されていれば、冬生が犠牲になることもなかったのに』とどうしても考えてしまいます。ここまで来るのに払われた犠牲は、あまりにも大き過ぎたと思います」としています。