
静岡市清水区の大規模断水 依然3万世帯余りで影響続く
台風15号の被害による静岡市清水区の大規模な断水は、半数の世帯で解消されましたが依然として3万世帯余りで影響が続いていて市が全面復旧を急いでいます。
静岡市清水区で発生したおよそ6万3000世帯の大規模な断水で、市は「巴川ブロック」と「興津ブロック」の合わせて3万1000世帯に供給を始めていた生活用水について、飲み水として利用できると28日発表し、断水世帯のおよそ半数で断水が全面的に解消されました。
ただ、依然としておよそ3万2000世帯で断水が続いています。
静岡市は、当初の計画より復旧作業が早く進んでいるとしていて、このうちJR東海道線の線路の南側から三保半島にかけての2万1000世帯は給水計画を1日前倒しして28日夜から生活用水の供給作業を開始し、30日をめどに飲み水として使えるか判断するとしています。
市は来月5日までに水道管が通る橋が流されたことで断水になっている、和田島地区も含めすべての地区で全面復旧を目指すとしています。