これを受けて防衛省は、施設整備に必要な手続きが進んだとして、28日付けで、馬毛島と対岸の種子島にある西之表市、中種子町、南種子町の1市2町を再編交付金を支給する自治体に指定したと発表しました。
再編交付金は、アメリカ軍の部隊の駐留などを受け入れた自治体に国が支給する交付金で、馬毛島で基地建設と訓練が行われた場合は、従来より交付額が高くなるよう省令が改正されています。
防衛省は今後、施設整備や部隊の規模、それに訓練の内容などに応じて具体的な交付額を決めることにしています。

馬毛島 自衛隊基地建設計画 地元の1市2町が再編交付金の対象に
鹿児島県の馬毛島にアメリカ軍の訓練などに使う自衛隊基地を建設する計画をめぐり、防衛省は施設整備に必要な手続きが進んだとして、地元の1市2町を再編交付金の自治体として指定したと発表しました。
在日アメリカ軍の空母艦載機訓練の移転先などとして、鹿児島県の馬毛島で計画されている自衛隊基地の建設をめぐって、地元の西之表市が今月、島にある市の所有地を防衛省に売却するための議案を市議会に提出しました。
