落雷が原因か 国宝の神社本殿が焼ける 鎌倉時代に創建 香川

鎌倉時代に創建された香川県坂出市の神谷神社で27日昼すぎ、落雷が原因とみられる火事があり、国宝に指定されている本殿が焼けました。

27日正午すぎ、坂出市神谷町にある神谷神社で、「白い煙が見える」と宮司から消防に通報がありました。

火は午後4時半に消し止められましたが、本殿のひわだぶきの屋根などが焼けました。

けが人はいませんでした。

坂出市教育委員会によりますと、本殿は鎌倉時代の前期に創建され、三間社流造の神社建築としては、国内で最も古い社殿だということで、昭和30年2月に国宝に指定されています。

宮司は「大きな雷の音がして神社に行ったら屋根から煙が出ていた」と話していて、警察と消防は、落雷が原因の火事とみて調べています。

出火当時、香川県内は湿った空気の影響で大気の状態が不安定になり、ところによっては雷を伴った強い雨が降り、県内全域に雷注意報が出されていました。

境内には消火栓などの消火設備がありましたが、宮司によりますと、落雷の影響で配電盤が故障したとみられ、消火設備が使用できなかったということです。

神谷神社の中尾格宮司は「今まで800年以上火災にあったことがなく、消火設備も十分に備えていたにもかかわらず、落雷で貴重な本殿が燃えてしまったのはショックです」と話していました。