北朝鮮核兵器開発 ”核実験 追加で4回必要” 韓国シンクタンク

韓国の政府系シンクタンクは、北朝鮮が目指している戦術核兵器などの開発には少なくとも4回の核実験を追加で行う必要があるとする分析を明らかにし、今後も核実験が繰り返される可能性を指摘しました。

これは、韓国国防省の傘下にあるシンクタンクの国防研究院が、与党の国会議員に26日提出した資料の中で示しました。

それによりますと、北朝鮮による核開発では1970年以降、過去6回の核実験を含めて11億ドルから16億ドル、日本円でおよそ1600億円から2300億円余りの費用が投じられたと推計しています。

そのうえで、北朝鮮が去年1月の朝鮮労働党大会で示した、局地的な攻撃に使う戦術核兵器や大型で威力の大きい核弾頭などの開発には、少なくとも4回の核実験を追加で行う必要があるとする分析を明らかにし、今後も核実験が繰り返される可能性を指摘しました。

また、北朝鮮が追加で4回の核実験を行った場合、最大で6億4000万ドル、日本円にして920億円余りの費用がかかると推計されるとしていて、資料の提出を受けた議員は「北でことし不足する食糧の購入費用を十分まかなえる金額だ」と強調しました。

北朝鮮は今月8日の最高人民会議で、核兵器の使用条件などを定めた法令を採択し、キム・ジョンウン(金正恩)総書記が「絶対に核を放棄することはできない」と演説するなど、核・ミサイル開発を加速させる姿勢を鮮明にしていて、関係国が7回目の核実験への警戒を続けています。