大規模断水続く静岡市清水区 自衛隊がきょうも給水活動

台風15号の影響で大規模な断水が続いている静岡市清水区では27日から一部の世帯で生活用水の供給が始まりましたが、飲み水としては使えず、依然として水が出ない地域があることから自衛隊などが給水活動を続けています。

このうち清水区三保にある東海大学海洋学部の駐車場では、御殿場市にある板妻駐屯地に駐屯する陸上自衛隊の部隊が給水活動を行っています。

被災した地域から多くの人たちが車で訪れて列をつくり、持参したポリタンクやペットボトルなどに水を入れてもらっていました。

給水にあたっている部隊によりますと、午後2時の時点でおよそ10トンの水を給水したということです。

訪れた夫婦は「自宅では水が全く出ないので、飲み水はもちろん、トイレの水など生活に関わるすべての用途で使いたいと思います。給水活動はありがたいです」と話していました。

災害ボランティアセンター開設

台風15号の影響で記録的な大雨となった静岡市で浸水で使えなくなった家財道具の片づけなどを手伝う災害ボランティアセンターが開設され、受け入れに向けた準備が進められています。

災害ボランティアセンターが開設されたのは、断水が続く清水区をはじめ、葵区と駿河区、それぞれ1か所ずつで、市の社会福祉協議会などが運営します。

清水区のセンターでは、泥をかき出すためのスコップやくわなどが持ち込まれたほか、ボランティアの受け入れに向けて受け付け会場の準備が進められていました。

センターによりますと、ボランティアの事前登録は県内在住者を対象に27日から始まり、登録者はすでに300人ほどに上っているということです。

登録を希望する人は静岡市災害ボランティアセンターのホームページから申し込むことができ、実際の泥のかき出しや家財道具の片づけなどの活動は29日からを予定しているということです。

村松千春センター長は「すでに50件ほどのニーズをいただております。こうした声に応えるためには多くのボランティアの方の力が必要なのでぜひ支援をお願いしたいです」と話していました。

飲食店の経営者や住民 泥水のかき出し作業に追われる

断水が続く静岡市清水区の巴川沿いの飲食街では、飲食店の経営者や住民が流れ混んできた泥水のかき出し作業に追われています。

断水の影響で道路や側溝に入り込んだ泥はスコップや手でかき出して袋に入れていく必要があり、復旧に時間がかかっているということで、作業にあたっていた女性は「とにかく今は人手がほしいが情報が伝わってない。こういう現状を知って、ボランティアに来てくださったら助かります」と話していました。