安倍晋三元首相「国葬」賛否分かれる中実施【時系列で詳しく】

安倍元総理大臣の「国葬」が27日午後2時すぎから東京の日本武道館で行われ、午後6時すぎに終わりました。
会場や各地の様子など「国葬」の最新ニュースをこの記事で随時お届けします。

参列者は4183人(速報値)

政府によりますと、安倍元総理大臣の「国葬」に参列した人は、速報値で4183人だということです。
また、献花に訪れた人は、午後6時現在の速報値で、およそ2万3000人だということです。

20:30ごろ 迎賓館での弔問終わる

岸田総理大臣は「弔問外交」を行っている迎賓館に移動し、松野官房長官、林外務大臣とともに午後6時45分ごろから海外の参列者の弔問を受け謝意を伝えました。
また、安倍氏の妻、昭恵さんも岸田総理大臣らとは別の部屋でお礼の気持ちを伝えたということです。
そして、午後8時30分すぎに終了しました。

18:45ごろ 岸田首相や昭恵夫人ら海外参列者の弔問受ける

岸田総理大臣は「弔問外交」を行っている港区 元赤坂の迎賓館に移動し、松野官房長官、林外務大臣とともに午後6時45分ごろから海外の参列者の弔問を受け謝意を伝えています。
また、昭恵さんも岸田総理大臣らとは別の部屋でお礼の気持ちを伝えているということです。

18:33 遺骨をのせた車 自宅に戻る

午後6時33分、安倍元総理大臣の遺骨をのせた車が、「国葬」の会場となった日本武道館から渋谷区の自宅に戻りました。

18:29 岸田首相や昭恵夫人らが迎賓館に入る

午後6時29分、岸田総理大臣や安倍氏の妻の昭恵夫人らが、港区 元赤坂の迎賓館に入りました。
このあと岸田総理大臣らは「国葬」に参列した海外の要人の弔問を受けます。

18:18 遺骨をのせた車 武道館を出発

午後6時18分、安倍元総理大臣の遺骨をのせた車が、「国葬」の会場となった日本武道館を出発しました。

18:08 「国葬」終わる

午後6時8分、安倍元総理大臣の遺骨は、昭恵夫人に抱えられて会場をあとにし「国葬」が終わりました。

17:54 すべての参列者が献花終える

午後5時54分、すべての参列者が献花を終えました。

一般向けの献花 終了予定時刻の午後4時以降も受け付け継続に

日本武道館に程近い九段坂公園には一般向けの献花台が設けられています。多くの人が訪れていることから、当初の終了予定時刻の午後4時以降も受け付けが続けられることになりました。
また、一般向けの献花の行列は、一時は地下鉄の駅の構内にまで伸びていました。
午後3時前、東京メトロの半蔵門駅で撮影された画像では、改札の外にある通路に大勢の人が一列になって並んでいる様子が確認できます。
東京メトロによりますと、午後4時ごろまで構内に長い列ができましたが、現在は解消しているということです。

15:16 参列者による献花始まる

午後3時16分、参列者による献花が始まりました。
はじめに、葬儀委員長を務める岸田総理大臣が花を手向けました。
そして、昭恵夫人ら遺族や細田衆議院議長、尾辻参議院議長、戸倉最高裁判所長官、友人代表の菅前総理大臣、海外からの参列者、各党の代表などが続きます。

皇族方が供花

秋篠宮ご夫妻をはじめ7人の皇族方による供花が行われました。

15:06 上皇ご夫妻の使いによる拝礼

午後3時6分、上皇ご夫妻の使いによる拝礼が行われました。

15:03 天皇皇后両陛下の使いによる拝礼

午後3時3分、天皇皇后両陛下の使いによる拝礼が行われました。

14:48 菅前首相が追悼の辞

午後2時48分、友人代表の菅前総理大臣が追悼の辞を述べました。
冒頭、菅氏は「天はなぜ、よりにもよって、このような悲劇を現実にし、いのちを失ってはならない人から、生命を召し上げてしまったのか。くやしくてならない。かなしみと怒りを交互に感じながら、きょうを迎えた」と述べました。
続いて、2度目の自民党総裁選挙への立候補を迷っていた安倍氏を説得した経緯を振り返り「最後には、2人で、銀座の焼き鳥屋に行き、私は、一生懸命、あなたを口説いた。それが使命だと思ったからだ。3時間後には、ようやく首をたてに振ってくれた。私はこのことを菅義偉生涯最大の達成として、いつまでも、誇らしく思うであろう」と述べました。
そして、第2次安倍政権での安倍氏の功績として、特定秘密保護法や安全保障関連法などの成立を挙げ「どのひとつを欠いても、わが国の安全は、確固たるものにはならない。あなたの信念と決意に、とこしえの感謝をささげる」と述べました。
そのうえで「覚悟と決断の毎日が続く中にあっても、あなたは、常に笑顔を絶やさなかった。いつも、まわりの人たちに心を配り、優しさを降り注いだ。総理大臣官邸で共に過ごし、あらゆる苦楽を共にした7年8か月。私は本当に幸せだった。あなたはわが国・日本にとっての、真のリーダーだった」と述べ、故人をしのびました。
そして最後に、安倍氏が読みかけだった本に、明治時代に総理大臣を2度務めた山県有朋が、盟友の伊藤博文が亡くなった際に詠んだ歌に線が引かれていたことを明かし、その「かたりあひて尽くしし人は先立ちぬ今より後の世をいかにせむ」という歌を2度繰り返して読み上げ、自身の今の思いと重ね合わせていました。

14:47 戸倉最高裁長官が追悼の辞

午後2時47分、戸倉最高裁判所長官が追悼の辞を述べました。

14:44 尾辻参院議長が追悼の辞

午後2時44分、尾辻参議院議長が追悼の辞を述べました。

14:42 細田衆院議長が追悼の辞

午後2時42分、細田衆議院議長が追悼の辞を述べました。

14:27 岸田首相による追悼の辞

午後2時27分、葬儀委員長を務める岸田総理大臣が追悼の辞を述べました。
冒頭「あなたは、まだまだ長く生きていてもらわなければならない人だった。日本と世界の行く末を示す羅針盤として、この先も10年、いや20年、力を尽くしてくれると確信していた。残念でならず、痛恨の極みだ」と述べました。
そして、29年前・平成5年の衆議院選挙でともに初当選したことに触れ「安全保障、外交、さらには経済、社会保障に関しても、勉強と研さんにたゆみなかった姿をつぶさに見てきた。何よりも北朝鮮が日本国民を連れ去った拉致事件に強い憤りを持ち、なみなみならぬ正義感を持って関心を深めていた姿を知っている」と振り返りました。
また安倍政権で「自由で開かれたインド太平洋」の構想を生み出したことなどを外交の功績として紹介し「自由、民主主義、人権と法の支配を重んじる開かれた国際秩序の維持増進に、世界の誰よりも力を尽くした」と述べました。
そのうえで「私は外務大臣として、その同じ時代を生きてきた盟友として、あなたの内閣に加わり、日本外交の地平を広げる仕事に一意専心取り組むことができたことを、一生の誇りとする」と述べました。
また「国内にあっては、若い人々を、とりわけ女性を励まし、子育ての負担を少しでも和らげることで、希望出生率をかなえようと努力された」と述べました。
そして「憲政史上最も長く政権にあったが、歴史はその長さよりも達成した事績によって記憶するだろう。あなたが敷いた土台の上に、持続的で、すべての人が輝く包摂的な日本を、地域を、世界をつくっていくことを誓う」と結び、安倍氏をしのびました。

14:18 安倍元首相の生前の姿をまとめた映像が上映

午後2時18分から、安倍元総理大臣の生前の姿をまとめた映像が上映されました。
およそ8分間の映像は、政府が制作したもので、東日本大震災の被災地を訪問した時の様子や海外の要人と会談したときの様子などが映し出されました。

G7伊勢志摩サミットで交流した男性も見守る

2016年に開かれたG7伊勢志摩サミットを盛り上げる活動を通じて交流した男性もパソコンで「国葬」の様子を見守りました。
三重県志摩市の賢島にある「伊勢志摩サミット記念館」の語り部で、当時、地元の自治会長だった山崎勝也さんは、サミットで訪れる人たちをもてなすため、沿道に花を植える活動などに取り組みました。
サミットの前の年、安倍元総理大臣が視察で訪れた際には「皆さんで力を合わせておもてなしを頑張ってください」と激励のことばをかけられたということです。
27日、山崎さんは「国葬」の進行に合わせて黙とうし、生前の姿をまとめた映像でサミットの様子が映し出されると感慨深そうに見ていました。
山崎さんは「サミットを志摩市で開いてくれたことへの感謝の気持ちは今もある。安らかに眠ってもらいたい」としたうえで「国がもっと国民に丁寧に説明して理解を得られていれば、みんなが厳かに送り出せたのではないか」と話していました。

東日本大震災で被災した人たちもテレビで見守り

安倍元総理大臣の「国葬」を東日本大震災で被災した人たちもテレビで見守りました。
宮城県気仙沼市にある気仙沼漁業協同組合の元組合長、佐藤亮輔さん(81)は、震災から2年後の2013年、安倍元総理大臣が気仙沼市を訪れた際に漁業関連施設を案内しました。その時、自分たちの話に真摯(しんし)に耳を傾けてくれたという姿を覚えているといいます。
市によりますと、安倍元総理大臣は在任中、気仙沼市を4回訪れ、被災した現場や復興の状況を視察したということです。
佐藤さんは「国葬」の様子を自宅のテレビで見ながら黙とうをささげていました。
佐藤さんは「大変な時に気仙沼に来てくれたことで、私たちは励まされました。当時、多くの人が力を貸してくれたのも安倍さんの呼びかけがあったからだと思います。被災地のために大きな仕事をしてくれたことをありがたく思います」と話していました。

14:14 国歌演奏のあと1分間の黙とう

午後2時14分、自衛隊の音楽隊によって国歌が演奏されました。
その後、1分間の黙とうが行われました。

14:13 松野官房長官 開式の辞を述べ「国葬」始まる

午後2時13分、葬儀副委員長を務める松野官房長官が開式の辞を述べ、安倍元総理大臣の「国葬」が始まりました。

14:10ごろ 環境省など入る合同庁舎で黙とう呼びかけるアナウンス

東京 霞が関の環境省などが入る合同庁舎では「国葬」に合わせて午後2時10分ごろ「お亡くなりになられた元内閣総理大臣の安倍晋三氏に対して1分間の黙とうをささげたいと存じます」と館内のアナウンスが流れました。
職員は黙とうしたり、そのまま業務の打ち合わせを続けたりと、それぞれの対応をしていました。

14:00 東京 足立区ではビジョンに足止める人 ほとんど見られず

東京 足立区の北千住駅近くにあるビルの壁面に設置された大型ビジョンでは27日午後2時から「国葬」が中継されました。
駅前には買い物客や親子連れなど多くの人が訪れていましたが、大型ビジョンの前に足を止めて画面を見る人の姿はほとんどなく、待ち合わせで居合わせた人などが時折、画面を見上げる様子が見られました。
買い物に来たという地元の75歳の女性は「安倍さんは対外的にも評価されるだけのことをしてきたと思う。亡くなったのは残念で、きょうの『国葬』が滞りなく進むことを願っています」と話していました。
一方、大型ビジョンの近くでは、「国葬」に反対するグループのメンバーが「『国葬』強行反対」と書いたプラカードや横断幕を持って署名を集めていました。
署名したという74歳の男性は「安倍さんはいろんな疑惑があり、なぜ『国葬』なのか疑問がある。『国葬』は行われたがせめて自分の意思を示すために署名した」と話していました。

14:00すぎ 大阪 道頓堀に設置の大型ビジョンで中継映像

大阪 ミナミの道頓堀に設置された大型ビジョンでは、午後2時すぎにテレビで放送された安倍元総理大臣の「国葬」の中継映像が映し出されました。
通りがかった買い物客や観光客などが足を止め、黙とうに合わせて目を閉じたり、スマートフォンをかざして撮影したりする姿が見られました。
途中、涙を見せていた和歌山県の30代の女性は「旅行中で通りかかりましたが『国葬』を見ていて悲しい気持ちになりました。あんな形で亡くなったことを思い出し胸が苦しくなります」と話していました。
大阪 河内長野市から訪れた60代の男性は「テロはやはり許してはいけないという思いで見ていました。日本の国のためによくやってくれた方だと思います」と話していました。

14:00ごろ 武道館周辺に複数の市民グループ 騒然とする場面も

日本武道館の周辺では、安倍元総理大臣の「国葬」が始まった午後2時ごろになると、複数の市民グループが集まり騒然とする場面も見られました。
このうち「靖国通り」の九段下交差点には「国葬」の反対を訴えるグループや「国葬」を支持するグループなど、複数の市民グループが集まって拡声機でそれぞれの主張を訴えていて、混乱や衝突を防ぐため、大勢の警察官が出動して、警戒にあたっていました。

14:00 国会周辺で反対するグループなどが集会

安倍元総理大臣の「国葬」が行われる時間に合わせ、国会議事堂の周辺では、反対する市民グループなどが集会を行っています。
この集会は市民グループの呼びかけによるもので、国会議事堂の周辺には昼すぎから参加者が集まりました。
そして「国葬は憲法違反」などと書いた紙を掲げ、「国葬」の時間に合わせて午後2時に集会が始まると「『国葬』反対、今すぐ中止」などと声をあげていました。
集会では、壇上に野党の代表などの国会議員が立ち、国会の関与がないまま「国葬」の実施に至ったことを改めて非難しました。
この集会は午後4時ごろまで行われ、このあと大学の教授などが「国葬」反対のスピーチを行う予定です。

13:55 遺骨をのせた車 日本武道館に到着

午後1時55分、安倍元総理大臣の遺骨をのせた車が「国葬」の会場となる千代田区北の丸公園の日本武道館に到着しました。
遺骨をのせた車が到着したのに合わせて、弔意をあらわす空砲、「弔砲」が撃たれました。「弔砲」は合わせて19発撃たれます。
このあと遺骨は式壇に安置され、会場の準備が整いしだい、葬儀副委員長を務める松野官房長官が開式の辞を述べて、安倍氏の「国葬」が始まります。

13:46 遺骨をのせた車 防衛省に入る

午後1時46分、安倍元総理大臣の遺骨をのせた車が防衛省に入りました。
防衛省では、幹部職員や自衛隊員らが並んで見送りました。
防衛省は、第1次安倍政権の2007年、それまでの防衛庁から「省」に格上げされて発足しました。
また、第2次安倍政権では安全保障関連法の制定などに取り組みました。

13:44 安倍元首相の遺骨をのせた車 迎賓館前を通過

午後1時44分、安倍元総理大臣の遺骨をのせた車が、安倍氏と各国首脳との会談の舞台になった港区 元赤坂の迎賓館の前を通過しました。
車は、このあと、安倍氏が力を入れて取り組んできた安全保障政策を担当する防衛省に向かいます。

13:26 安倍元首相の遺骨をのせた車 自宅を出発

午後1時26分、安倍元総理大臣の遺骨をのせた車が、東京 渋谷区の自宅を出発しました。
遺骨は、後部座席の昭恵夫人に抱えられています。
自宅前には、自衛隊の儀じょう隊が整列し、出発を見送りました。
車は、安倍氏が力を入れて取り組んできた安全保障政策を担当する防衛省に立ち寄ったあと、「国葬」の会場となる千代田区の日本武道館に向かいます。

「国葬」に反対する市民グループ 日比谷公園で集会

安倍元総理大臣の「国葬」に反対する市民グループは都内で集会を開き、「弔意を強制する『国葬』には反対だ」などと訴え中止を求めました。
市民グループは「国葬」の開式に先立って、27日正午すぎ、東京 千代田区の日比谷公園で集会を開き、主催者によりますとおよそ2500人が集まりました。
集会では、呼びかけ人の1人で、作家の落合恵子さんが「私たちの血税は市民の暮らしにこそ使われるべきだが、それが『国葬』に使われている。何のための『国葬』か問いかけたい。国民のことを考えていないという事実に、私たちには抗議する権利があり、その思いを後世に残していかないといけない」と訴えました。
このあと参加者たちは「国葬反対」とか「弔意の強制を拒否します」などと書かれたプラカードや横断幕を掲げ、日比谷公園を出発してデモ行進に向かいました。千葉県から参加した74歳の自営業の男性は「税金を使うので国会の承認を得るべきだが、それが難しいので閣議決定で決めた。そのプロセスは理解できないもので決して認められない。多くの国民が反対していることを今後に伝えるためにも最後まで声をあげたい」と話していました。

参列する全国の知事たちがバスで会場に出発

「国葬」に参列する全国の知事たちは27日午前、いったん東京 千代田区の都道府県会館に集まり昼前にバスで会場に向けて出発しました。
出発に際しては検温と、金属探知機での検査を受けてバスに乗り込んでいました。
出発前、神奈川県の黒岩知事は「個人的にも親しかったのでつらい気持ちでいっぱいです。せっかくの機会ですので、しのんできたいと思います。ただ、『国葬』ということで騒然とし、みんなの気持ちが1つにならない形でここまで来たのは残念です。きょうはしっかりと哀悼の意を表したい」と話していました。また、山梨県の長崎知事は「県を代表して弔意を示したい。『国葬』への賛成や反対はぜひ議論していただければと思う」と話していました。

松野官房長官「厳粛かつ心のこもった式典に」

松野官房長官は記者会見で「政府としては準備に遺漏なきを期してきたところであり、安心して参列いただけるよう万全を期している。『国葬儀』が国内外からの多くの方の弔意に応える厳粛かつ心のこもった式典となるよう全力を尽くしたい」と述べました。
また記者団から「『国葬』への賛否が分かれたままだが、政府の説明は十分だったと思うか」と問われたのに対し「さまざまな意見があることは承知している。引き続き国民の理解が得られるようしっかり説明を尽くしていきたい」と述べました。
そして「国葬」の終了後、今回の対応に関する検証の進め方を検討するとともにできるだけ早く支出された経費を公表する考えを示しました。

岸田首相 26日に続き「弔問外交」行う

岸田総理大臣は、26日に続いて東京 港区の迎賓館で「弔問外交」を行い、各国の首脳らと個別に会談しました。
このうち、オーストラリアのアルバニージー首相との会談では、安倍元総理大臣の「国葬」への参列に謝意を伝えたうえで、「安倍氏の遺志を継ぎ、『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向けて連携をより一層深化させていきたい」と述べました。
これに対しアルバニージー首相は「日米豪印4か国の枠組みクアッドの対話も安倍氏のリーダーシップなくして開始できなかった。『自由で開かれたインド太平洋』はとても重要なので連携して前進させたい」と応じました。
このあと、2018年に山梨県の安倍氏の別荘に招かれるなど、親交が深かったことで知られるインドのモディ首相とも会談しました。
岸田総理大臣が「モディ首相と安倍氏の外交的な業績をさらに発展させ、引き続き緊密に連携したい」と述べたのに対し、モディ首相は「安倍氏のことは忘れられない。岸田総理の指導のもとで、日印関係がより高い次元になると思っている」と述べました。
「国葬」が終わったあと、岸田総理大臣は迎賓館に戻って、直接、海外の参列者から弔問を受ける予定です。

11:00ごろ 日本武道館周辺で国葬に反対する市民グループが集会

日本武道館の周辺では、午前中から国葬に反対する市民グループが集会を開き「国葬」の中止を訴えました。
日本武道館から1キロほど離れた東京 千代田区の公園には、27日午前11時前から、市民グループの呼びかけでおよそ300人が集まりました。
会場では、登壇した人たちが「安倍政権がやってきた政策は少数派を切り捨てていて、認められない。『国葬』はおかしいという声を上げ続けよう」などと述べ、国民の意見が分かれる中で「国葬」が実施されることを批判しました。
参加した20代の男子大学生は「『国葬』をこのまま行うことに疑問を感じ、反対の意思を示したくて初めてデモに参加しました。世論調査では反対が過半数を超えていて国民の分断が続いていると思います」と話していました。また、60代の女性は「法的根拠があいまいなまま『国葬』を強行することは認められないと思います。生活が苦しい人がたくさんいる中で税金を投入しないでほしい」と話していました。
市民グループは、安倍元総理大臣の「国葬」が行われる日本武道館の近くまでデモ行進を行うことにしています。27日はほかにも複数の反対デモや集会が予定されています。

沖縄県 半旗掲げず

沖縄県は27日、半旗を掲げませんでした。その理由について、県は、ことし7月に行われた安倍元総理大臣の葬儀の際に弔電を送り、庁舎で半旗を掲げたことから、県としての弔意はすでに示したとしています。
沖縄県の玉城知事は27日午前、県庁で記者団に対し「国民のなかにはさまざまな考えがあり、弔意を表したいということについては、それぞれの立場、考えがあると思います」と述べました。
また、那覇市も半旗は掲げませんでした。ことし7月の葬儀の際に弔電を送るなどの対応をとったほか「国葬」をめぐって国民の間で賛否が分かれている現状で慎重に対応する必要があるなどとしています。
一方、浦添市や石垣市は「国葬」に合わせて弔意を示すためだとして庁舎で半旗を掲げました。

奈良市の銃撃事件現場に喪服を着た人や花を持った人

奈良市の銃撃事件の現場には喪服を着た人や花を持った人などが次々と訪れ、安倍元総理大臣が倒れた場所に向かって静かに手を合わせていました。
訪れた18歳の男性は「静かに手を合わせて見送りたいと思って来ました。国葬に対していろいろな意見があるのは知っていますが、安倍元総理大臣にはただ『ありがとうございました』と伝えたい」と話していました。
70代の女性は「『国葬』が行われる東京に行くことができないのでここに来ました。亡くなったのは残念で、日本や世界の平和が続くよう見守ってもらいたい」と話していました。
現場に献花台などは設けられておらず、道路などを管理する奈良市は、花やお供えは持ち帰るよう呼びかけています。
一方、周辺では午前中から警察官や民間の警備員などが警戒にあたっています。

9:30ごろ 献花 予定の午前10時を前倒しで開始

日本武道館に程近い九段坂公園には、一般向けの献花台が2台設けられました。
献花は当初、午前10時からを予定していましたが、時間前から多くの人が集まったことなどを受けて、前倒しして午前9時半ごろから始まりました。
開始とともに訪れた人たちは献花台の前に列を作り、自分の番がくると、安倍氏の遺影の前に持参した花を手向け、静かに手を合わせていました。
献花台は午後4時まで設置されていて、政府は花は各自で準備し、献花台には花だけをささげてほしいとしています。

7:00 国会議事堂 衆参両院で半旗掲げられる

国会議事堂では、午前7時から衆参両院で半旗が掲げられています。

7:00ごろ 九段坂公園周辺は

国葬の会場となる日本武道館の北側の九段坂公園に設置された白いテントの中に一般の人たちに向けた献花台が左右に2か所設置されています。
献花は午前10時から始まりますが、周囲にはすでに花束を手にした人たちの姿も時折見られます。
50代の男性は「午前中会社を休んで献花にきました。静かに見送りたいと思います」と話していました。

6:30ごろ 霞が関の省庁が入る国の合同庁舎で半旗掲揚

午前6時半ごろ、厚生労働省などが入る合同庁舎では、庁舎前のポールに半旗が掲揚されました。
厚生労働省によりますと、半旗掲揚は安倍元総理大臣への弔意を示すもので、庁内では「国葬」に合わせて黙とうを行うということです。

林外相 訪日中の各国の外相ら11人と会談

林外務大臣は安倍元総理大臣の「国葬」に参列するため日本を訪れている各国の外相ら11人と個別に会談しました。
このうちフィンランドのハービスト外相との会談では、先にフィンランドがNATO=北大西洋条約機構に加盟を申請したことについて、林大臣が、「歴史的決断を行ったことを支持し、努力に敬意を表する」と述べました。
そのうえで両外相は、ウクライナ情勢をめぐり、ロシアに対する制裁とウクライナへの支援を結束して継続する必要があるという認識で一致しました。
また、トルコのチャウシュオール外相との会談では、EPA=経済連携協定の交渉の早期妥結に向けて、協議を加速させるほか、ウクライナ情勢をめぐり、国際社会で結束した対応をとることを確認しました。
林大臣は27日も、今月就任したイギリスのクレバリー外相らと会談し、ウクライナ情勢をめぐる各国との連携などを確認したい考えです。

各国の首脳らが特別機などで続々と到着

羽田空港には参列する各国の首脳らが特別機などで続々と到着しています。
安倍元総理大臣の「国葬」は27日、東京 千代田区の日本武道館で行われ、国内外のおよそ4300人が参列する予定で、このうち、700人程度は海外の政府関係者や日本に駐在する大使などです。
海外からの要人の到着は25日から本格化していて、26日も羽田空港にはヨルダンのアブドラ国王やカンボジアのフン・セン首相など各国の首脳らが特別機などで到着し、関係者の出迎えを受けたあと、用意された車で空港をあとにしていました。
「国葬」当日の27日もインドのモディ首相や韓国のハン・ドクス首相などが来日する予定です。
羽田空港では、警備が強化されている関係で、28日にかけ、ターミナルビル内のコインロッカーやゴミ箱が封鎖されているほか、都内では交通規制が予定されているとして、航空各社は利用者に対し時間に余裕を持って空港に来るよう呼びかけています。

新宿駅前で反対する市民グループが集会

都内のJR新宿駅前では反対する市民グループが集会を行いました。
26日午後6時ごろにJR新宿駅の西口で行われた市民グループの集会では、登壇した人たちが「安倍政権の実績は、『国葬』として国民全体の敬意と弔意に値するものではない」などと述べ、「国葬」への反対を訴えました。
主催者の発表でおよそ800人が参加し、参加者たちは「弔意の強制許さない」などと書かれたプラカードを掲げ、「反対の声を聞け」と声をそろえていました。
参加した60代の男性は「誰を弔うかは内心の問題で『国葬』にするのはおかしい。多額の税金を使うのに閣議決定で決めてしまう手続きもおかしく、岸田首相はしっかりとした説明をしていない」と話していました。
政府は「国葬」の理由について、安倍氏が憲政史上最長の8年8か月、総理大臣を務めたことなどを挙げ、「国民一人一人に政治的評価や喪に服することを求めるものではない」としています。

共産 小池書記局長「反対の声増えている 中止の決断すべき」

共産党の小池書記局長は、記者会見で「結局、G7=主要7か国の現職の首脳は誰も来ず、『国葬』でなくても『弔問外交』はできたのではないかという指摘もある。『国葬』が近づけば近づくほど、反対の声が増えている中で強行することは、民主主義を本当に踏みにじることになり、今からでも遅くないので中止の決断をすべきだ」と述べました。

立民 安住国対委員長「『国葬』には反対だが静かに見送りたい」

立憲民主党の安住国会対策委員長は記者団に対し「法的根拠の問題があり、三権のコンセンサスを全く得ないで政府が決めた『国葬』には反対だが、安倍元総理大臣を静かに見送りたい」と述べました。
そのうえで「今後、日本の政治に禍根を残さないためにも、臨時国会では『国葬』の経費の問題や実施を決めた経緯などをただし、国民の分断が起きたり、政府が稚拙な決断をしたりしないよう、教訓としていくべきだ」と述べました。

市民グループが集会開き国葬中止を訴える

安倍元総理大臣の「国葬」を27日に控える中、「国葬」に反対する市民グループが東京 永田町で集会を開き「法的根拠がない」などとして国葬の中止を訴えました。
26日午後、東京 永田町にある衆議院の議員会館で市民グループが開いた集会には、主催者の発表でおよそ280人が集まりました。
市民グループ代表の藤田高景さんは「岸田首相があげる『国葬』の理由は全く根拠がなく納得できるものではない」とあいさつし、国葬の中止を訴えました。
オンラインで参加した京都大学の高山佳奈子教授は「法学者として法的根拠のない『国葬』はできない。安倍氏が立派かどうかに関係なく、『国葬』に賛成することは憲法上の原則である財政民主主義に反する」と述べました。
参加した70代の男性は「安倍氏の政治についてはさまざまな意見が以前からあったので、『国葬』の実施は閣議決定ではなく、国会で公に議論されるべきだった」と話していました。
政府は「国葬」について「内閣府設置法に内閣府の所管事務として国の儀式の事務に関することが明記され、閣議決定を根拠として行うことができる」としています。

会場の日本武道館周辺は厳戒態勢に

警視庁は、会場の日本武道館周辺の安全を確保しようと、お堀でダイバーが水中に潜って調査したり、献花台付近の警備を強化したりするなど、対策を進めています。
日本武道館で行われる安倍元総理大臣の「国葬」を27日に控え、警視庁では、会場の日本武道館周辺の安全を確保しようと、多くの警察官を配置してパトロールを強化するなど、厳重に警戒しています。
また、近くのお堀では、水難救助隊のダイバーが水中にもぐって不審物がないか調査したほか、周辺のマンホールを警察官が一つ一つ開けて、内部を確認していました。
一方、北側の九段坂公園では、一般向けの献花台の設営が進んでいて、警察官や民間の警備員が配置され警備を強化していました。
日本武道館がある北の丸公園は、26日午後5時から27日の午後7時まで関係者以外の入園ができなくなるということで、会場周辺は厳戒態勢となっています。

林外相 各国の外務大臣らと相次いで会談

林外務大臣は参列するため日本を訪れている各国の外務大臣らと相次いで会談しています。
このうち、パナマのモイネス外相とは26日午前、外務省でおよそ15分間会談しました。
会談で林大臣は「国葬」への参列に謝意を示したうえで、国際海運の要衝であるパナマ運河の安全で安定的な運航などのため引き続き、緊密に連携したいという考えを伝えました。
これに対しモイネス外相は、人的往来を含めて両国の経済関係を強化するとともに、国連安全保障理事会の改革に向けて意思疎通を図りたいという意向を示しました。
一方、モンゴルのバトツェツェグ外相とは外務省の飯倉公館で昼食をとりながらおよそ1時間会談しました。
林大臣がウクライナ情勢をめぐり「ロシアによる侵略行為を一日も早く終わらせるよう国際社会で協調した対応が重要だ」と指摘したのに対し、バトツェツェグ外相はロシアを直接的には非難せず平和的な解決が必要だという認識を示しました。
林大臣は、午後はメキシコやトルコの外相などとも会談することにしています。

交通規制で一部の地域では配達に遅れが出る可能性

「国葬」に伴って、東京都内で交通規制が行われる影響で、一部の地域では、郵便物や宅配便の配達に遅れが出る可能性があります。
このうち、ヤマト運輸と佐川急便は、26日からから28日までの間、東京都内の千代田区と港区、新宿区それに渋谷区で、荷物の配達に遅れが出る可能性があるとしています。
また、企業向けの荷物を扱う日本通運は26日から28日までの間、千代田区と港区、新宿区、渋谷区、大田区で配達や集荷に遅れが出る可能性があるとしています。
一方、日本郵便は、26日から28日までの間、千代田区、中央区それに港区で郵便物や宅配便の配達に半日から1日程度の遅れが見込まれると発表しました。
会社ではこれらの地域では、郵便ポストからの集荷を中止する場合があるほか、対象地域以外でも、輸送車両がう回ルートを走ることがあるため、配達に遅れが出る可能性があるとしています。

アメリカのハリス副大統領が日本に到着

アメリカのハリス副大統領は、26日午後3時ごろ、専用機で東京のアメリカ軍横田基地に到着しました。
ハリス副大統領は27日の「国葬」に先立って26日、岸田総理大臣と会談を行い、台湾情勢や自由で開かれたインド太平洋の推進などについて話し合うことにしています。
また、28日には神奈川県にあるアメリカ海軍横須賀基地を訪れ演説を行うほか、29日には次の訪問先の韓国でユン・ソンニョル大統領と北朝鮮問題などについて意見を交わすことにしています。

国葬 仮処分申し立て退ける判断確定

安倍元総理大臣の国葬に反対する市民グループが国に予算の執行をさせないよう求めた仮処分の申し立てについて、最高裁判所は市民グループの特別抗告を退ける決定をしました。
国葬に反対する人たちによる仮処分は各地で申し立てられていますが、退ける判断が確定したのは初めてです。
安倍元総理大臣の国葬に反対する市民グループは、ことし7月、「国民を強制的に参加させることは、憲法で定められた思想・良心の自由に違反する」と主張して、国葬に関する閣議決定と予算の執行をさせないよう求める仮処分を申し立てました。
東京地方裁判所は8月「弔いの儀式に強制的に参加させるわけではなく、思想や良心の自由が侵害されるとはいえない」などとして申し立てを退け、東京高等裁判所も即時抗告を退けました。
決定を不服として市民グループは特別抗告していましたが、最高裁判所第1小法廷の堺徹裁判長は26日までに退ける決定をし、申し立てを認めない判断が確定しました。
国葬について予算の執行停止などを求める仮処分の申し立ては各地で起こされ、さいたまや横浜、大阪の地裁や高裁でも退ける決定が出されていますが、確定したのは初めてです。

ウクライナからはコルスンスキー駐日大使が参列

ロシアによる軍事侵攻が7か月以上続くウクライナからは、コルスンスキー駐日大使が参列します。
駐日ウクライナ大使館によりますと、当初、本国からシュミハリ首相が参列する予定でしたが、情勢が変化したため来日できなくなったということです。
ウクライナでは9月に入ってウクライナ軍の反転攻勢が強まり、これに対してロシア側が支配地域を一方的に併合する構えを見せるなど、緊張が高まっています。

アメリカからはハリス副大統領が参列

アメリカからはバイデン政権を代表してハリス副大統領が参列します。
ハリス副大統領が日本を訪問するのは去年1月に就任して以来、初めてです。
ホワイトハウスはハリス副大統領の参列について「安倍氏の功績をたたえるとともに、安倍氏が両国の同盟関係や自由で開かれたインド太平洋の推進に向けてリーダーシップを発揮したことの重要性を強調するものだ」としています。
バイデン政権は、中国が海洋進出の動きを強めるなか、日本をはじめとした同盟国や友好国との連携を重視しています。
ハリス副大統領は日本滞在中、岸田総理大臣と会談し、台湾情勢や自由で開かれたインド太平洋の推進などについて話し合うことにしています。

韓国からハン・ドクス首相が参列

韓国からはハン・ドクス首相が政府の弔問使節団を率いて参列します。
韓国の首相が日本を訪れるのは、2019年10月に当時のイ・ナギョン首相が天皇陛下の「即位礼正殿の儀」に参列して以来、およそ3年ぶりです。
ハン首相は、岸田総理大臣と28日会談するほか、日本の政財界の関係者たちと意見を交わす予定です。
ハン首相は訪問を前に「韓国の安全保障や経済にとって重要な国として、日本とよい関係を築きたいというメッセージを伝える」と述べました。
ユン・ソンニョル政権としては、太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題などで冷え込んだ日韓関係の改善に取り組む姿勢を重ねて印象づけたいねらいもあるとみられます。

「国葬」に伴う「弔問外交」始まる

安倍元総理大臣の「国葬」に伴う「弔問外交」が始まりました。
初日の26日、岸田総理大臣は、アメリカのハリス副大統領らと会談することにしています。
安倍元総理大臣の「国葬」に参列するため、日本を訪れた海外の要人との「弔問外交」は、26日から28日まで東京 港区の迎賓館で行われます。
岸田総理大臣は、3日間で、およそ40人と個別に会談する予定で、初日の26日は、まず、午後1時ごろからIEA=国際エネルギー機関のビロル事務局長と会談しました。
このあと、アメリカのハリス副大統領やベトナムのフック国家主席ら10人余りと会談するほか、ハリス副大統領との夕食会も予定されています。
「国葬」当日の27日はインドのモディ首相やオーストラリアのアルバニージー首相などと、28日は韓国のハン・ドクス(韓悳洙)首相やカンボジアのフン・セン首相などとの会談が行われることになっています。
一連の「弔問外交」で、岸田総理大臣は、安倍氏の外交的遺産を受け継ぎ、発展させる意思を内外に発信したいとしています。
一方、27日の「国葬」には、国内外からおよそ4300人が参列する見通しで、会場の日本武道館やその周辺では、厳重な警備態勢のもと、交通規制なども行われる予定です。

政府 警備や警護に万全期すため「情報連絡室」設置

27日実施される安倍元総理大臣の「国葬」の会場警備や要人警護に万全を期すため、政府は、26日午後1時、総理大臣官邸の危機管理センターに「情報連絡室」を設置し、各府省庁と連携し、情報収集などにあたっています。

中国から全国政治協商会議の万鋼副主席が参列

中国からは国政の助言機関、全国政治協商会議の万鋼副主席が参列します。
万副主席は、2007年から11年間、科学技術相を務め、その間、日本を複数回訪れたということですが、特に安倍元総理大臣と接点があったとは伝えられていません。
全国政治協商会議の副主席は24人いますが、中国では、副首相などと同じような高いレベルだとされています。
万副主席は共産党員ではなく、共産党の指導下にある民主諸党派と呼ばれる8つの党派のうちの1つ「中国致公党」の代表を務めています。
イギリスのエリザベス女王の国葬には、王岐山国家副主席が習近平国家主席の特別代表として派遣されましたが、安倍元総理大臣の「国葬」にはあくまで儀礼的な派遣だという見方も出ています。

松野官房長官「外交的遺産を受け継ぎ発展させる」

松野官房長官は閣議のあとの記者会見で「安倍元総理大臣が培った外交的遺産を、わが国としてしっかり受け継ぎ、発展させるという意思を内外に示していきたいと考えている」と述べました。
また、安倍元総理大臣の銃撃事件も踏まえた海外要人の警護について「警察において、警護の検証と見直しを踏まえつつ、情報収集と分析の強化、警戒・警備の徹底などの各種対策を推進している。あらゆる情勢を踏まえて必要な措置を講じ、警備に万全を期していきたい」と述べました。

自衛隊から約1400人動員

浜田防衛大臣は記者会見で、安倍元総理大臣の「国葬」で儀じょうや弔砲などを行うため、自衛隊からおよそ1400人を動員することを明らかにしました。
また、安倍氏の遺骨を乗せた車が東京・渋谷区の自宅を出発する際に、自衛官およそ20人による儀じょうが行われることになりました。
浜田大臣は「防衛省としては関係省庁と連携しながら、国葬儀が滞りなく厳粛にとり行われるよう準備していきたい」と述べました。

都内各地で検問や警備の強化 交通規制も予定

日本武道館で行われる安倍元総理大臣の「国葬」を27日に控え、警視庁は、都内各地の検問や警備を強化するなど、厳重な警戒を続けています。
25日から海外の要人の来日が本格化していて、都内にある大使館や会場の周辺では、26日朝、多くの警察官が配置されていました。
26日午後にはアメリカのハリス副大統領が来日する予定で、警視庁はこれにあわせ都内で交通規制を始めます。
対象となるのは、都心部を中心とした首都高速道路や一般道の一部で、要人の移動に伴い、一時的に通行止めにするということで、各地の電光掲示板などで周知しています。