「水素」生産量で新目標 2030年までに世界で年9000万トン規模

次世代のエネルギーとして期待される水素の利用拡大に向けて、日本を含む20余りの国や地域は、2030年までに再生可能エネルギーなどによる水素の生産量を年間9000万トン規模に拡大するという、新たな目標を設けることになりました。

この目標は26日東京都内で開かれ、日本やヨーロッパ、アジアなど20余りの国や地域の代表が参加する、水素の利用拡大に向けた国際会議で確認されます。

水素は二酸化炭素を排出しないことから、次世代のエネルギーとして注目されていて、再生可能エネルギーによる電力を使って水を分解することなどで生産できます。

新たな目標では気候変動問題などに対応するため、水素の利用が欠かせないとして、2030年までに世界全体の生産量を年間9000万トン規模に拡大することにしています。

国内の水素の供給量は現在およそ200万トンで、新たな目標はその45倍に相当するほか、100万キロワットの発電所に換算すると、およそ270基分のエネルギーを供給することができます。

ただ、目標の達成には、大量に水素を製造する技術の確立や、運搬や貯蔵といったサプライチェーン=供給網の構築が必要なことから、26日の会議では、必要な投資の拡大に向けた方策についても議論することにしています。