エンジェルス大谷翔平14勝目 シーズン200奪三振も達成

大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手がツインズ戦に投打の二刀流で先発出場し、みずからタイムリーヒットを打って6回途中まで投げて2失点で14勝目をあげ、大リーグの日本投手では4人目となるシーズン200奪三振も達成しました。

大谷選手は23日、相手の本拠地、ミネソタ州ミネアポリスでのツインズ戦に、先発ピッチャー兼3番・指名打者で出場しました。

試合開始時点の気温がおよそ12度と肌寒く雨も降る中、立ち上がりはコントロールに苦しみ、1回に2つのフォアボールとデッドボールで満塁のピンチを招き、ダブルプレーの間に1点を先制されました。

2回には相手の9番バッターがファウルを打った際に、折れたバットがマウンドに向かって飛んでくる危ない場面がありましたが、間一髪で難を逃れて笑顔でバットの破片を拾い上げ、その後は5回までヒット1本に抑えました。

大谷選手は3対1とリードした6回にタイムリーヒットで1点差に詰め寄られ、さらにフォアボールでノーアウト満塁となったところでマウンドを降りましたが、かわったピッチャーがこのピンチを無失点で抑えました。

バッティングでは、最初の2打席はいずれも内野ゴロで、5回の第3打席は2アウト三塁のチャンスでレフトフライに倒れましたが、1点リードの7回、2アウト一塁二塁で迎えた第4打席でピッチャー返しの鋭い当たりでセンター前にタイムリーヒットを打ち、貴重な追加点をあげました。

大谷選手は4打数1安打1打点で連続試合ヒットを「9」に伸ばし打率は2割7分1厘となりました。

エンジェルスはそのまま4対2で勝ち、大谷選手は4連勝で今シーズンは14勝8敗、ホームラン34本となり、1918年にベーブ・ルースがマークした13勝、ホームラン11本を投打とも上回りました。
この試合の球数は100球、打たれたヒットは3本、奪った三振は7つで、フォアボールは大リーグでの自己ワーストに並ぶ6つ、デッドボールも1つとコントロールに苦しみましたが、6回途中2失点で防御率は2.47となりました。

また、4回に奪ったこの試合4つ目の三振で日米を通じて初めてとなるシーズン200奪三振に到達しました。

大リーグの日本投手でシーズン200奪三振を達成したのは、野茂英雄さん、松坂大輔さん、ダルビッシュ有投手に続いて4人目です。

シーズンの規定投球回「162」まではあと9回とし、大谷選手は今シーズンはあと2試合に登板する見通しです。

大谷「雨で足の踏み場が難しかった」

試合後、大谷選手は「寒さは影響はなかったが、雨の影響でマウンドでの足の踏み場が少し難しかった。まっすぐのグリップが浅く、よくなかったのはきょうの反省点だし、ストライクゾーンでしっかりアタックできていればあそこまでランナーをためることはなかったんじゃないかと思う」と振り返り、ストライク率が53%にとどまったコントロールの乱れを反省していました。

そして「これから先まだまだ投げていく中で必ずこういう時はあるので、いい経験にはなった。いろんなシチュエーションを経験できているのは大事なことで、メンタル面で助けてくれるところはあると思う」と話し、今回の経験を今後の糧ととらえていました。

また、日米を通じて初めてシーズン200奪三振に到達したことには「大きい節目の数字ではあるので、すごく光栄に思う。奪三振能力は1つ、強みだと思うので、ことし1年通してここまで来られているのはいいこと」と話していました。

そして、シーズンMVP=最優秀選手を争うヤンキースのジャッジ選手について「動向をチェックしているか」と問われると、「もちろんホームラン60本を打ったのも見たし、野球ファンとしてはもっともっと見たいのが率直なところではある。僕もバッターをやっているが、なかなかああいうふうに打てるということはないと思うので、参考にもしているし勉強になる」と活躍をたたえていました。