パレスチナ アッバス議長 国連総会演説で和平交渉の再開求める

パレスチナ暫定自治政府のアッバス議長は国連総会で演説し、イスラエルの首相が前日の演説で2つの国家の共存を支持する考えを表明したことを歓迎した上で「交渉を始めてこそ、真剣さや信用性が証明される」と述べ、和平交渉の再開を求めました。

パレスチナ暫定自治政府のアッバス議長は23日、ニューヨークで開かれている国連総会に出席し、演説を行いました。

この中でアッバス議長は、イスラエルのラピド首相が22日の演説で、2つの国家の共存を支持する考えを表明したことを歓迎しました。

その上で「国際的な決議に基づいて2つの国家を実現するための交渉を始めてこそ、真剣さや信用性が証明される」と述べ、イスラエルとパレスチナの和平交渉の再開を求めました。

一方、アッバス議長は、東エルサレムや、パレスチナのヨルダン川西岸地区で、国際法に違反して建設された入植地に暮らすユダヤ人の数が75万人にまで増えているなどとも指摘し「イスラエル側の政策が2つの国家の共存という解決案を破壊してきた」と非難しました。

イスラエルで右傾化が進む中、パレスチナではアッバス議長の求心力が低下していて、2014年を最後に行われていない和平交渉が再開されるかどうかは極めて不透明です。