米中外相会談 台湾情勢めぐり応酬も対話継続で一致

アメリカのブリンケン国務長官と中国の王毅外相がニューヨークで会談し、台湾情勢をめぐって、アメリカ側が一方的な現状変更の試みに反対する立場を直接伝えたのに対し、中国側は「台湾問題は中国の内政であり、アメリカが関与する権利はない」と強く反発しました。

アメリカのブリンケン国務長官と中国の王毅外相は23日、国連総会が開かれているニューヨークで、およそ1時間半にわたって会談しました。

アメリカ政府高官によりますと、会談でブリンケン長官は、台湾情勢をめぐって、中国軍の戦闘機が台湾海峡の「中間線」を越えて台湾側の空域に入ることが常態化していることを念頭に「台湾海峡の平和と安定の維持はこの地域と世界の安全と繁栄にとって重要だ」と述べ、一方的な現状変更の試みに反対する立場を直接伝えたということです。

中国側の発表によりますと、これに対し王外相は「台湾問題は中国の内政であり、どのような方法で解決するかということにアメリカが関与する権利はない」と強調したということです。

そのうえで「アメリカは何度も『台湾独立』を支持しないと表明しているがこれに逆行し、台湾の防衛に協力すると公然と主張している。いかなる『台湾独立』の行為にも明確に反対すべきだ」と強く反発しました。

一方、米中両政府の発表によりますと、双方は対話を継続することでは一致したとしています。