通園バス園児死亡事件 こども園 来月3日目安に再開の方針説明

静岡県牧之原市の認定こども園で、3歳の女の子が通園バスの車内に取り残され熱中症で死亡した事件で、こども園は23日、中断したままになっていた保護者向けの説明会を改めて開きました。この中で、新しく就任した理事長から、安全対策を講じたうえで来月3日を目安に園を再開する方針が説明されました。

静岡県牧之原市にある認定こども園「川崎幼稚園」では、今月5日、3歳の女の子が、通園バスの車内におよそ5時間にわたって取り残され、熱中症で死亡しました。

この事件を受けて、こども園では今月7日に保護者に対する説明会を開きましたが、途中で体調不良を訴える人が相次いだことから中断し23日、市内の別の場所を借りて改めて説明会を開きました。

こども園の代理人の弁護士によりますと、説明会には、事件の責任を取って理事長と園長を辞任した増田立義氏の長男で、後任の理事長に就任した増田多朗氏が出席し、亡くなった女の子や遺族、それに園児や保護者に対して謝罪したということです。

また再発防止策として、送迎バスについての新たな安全管理のマニュアルを作成したことや、登園時刻にいない園児について保護者への連絡を徹底するなど、登園時や外出時の人数確認のルールを改定したことを説明しました。

そのうえで、今後の園の運営については、厳しい意見があった一方で再開を望む声も多いとして、安全対策を講じたうえで、来月3日を目安に再開する方針であることを伝えたということです。

一方、23日の説明会では、後任の園長について、これまで運動教室や特別活動で園児たちと関わってきた渡邊伊彦氏が就任したことも報告されました。

出席した保護者の1人は、「園が来月から再開すると聞き、ご遺族の心情を考えると複雑な気持ちもありますが、自分たちにも生活があるので、再発防止に努めるという園を信じて預けるしかありません」と話していました。