
NY株式市場 ダウ平均株価 一時3万ドルを割り込む 3か月ぶり
22日のニューヨーク株式市場はアメリカで大幅な利上げが続いて景気が減速することへの懸念から売り注文が出て、ダウ平均株価は一時、取り引き時間中としておよそ3か月ぶりに3万ドルの大台を割り込みました。
22日のニューヨーク株式市場は朝方から売り注文が出てダウ平均株価は一時、3万ドルの大台を割り込みました。
取り引き時間中に3万ドルの大台を割り込むのはことし6月以来、およそ3か月ぶりです。
21日に中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会がインフレを抑えるため3回連続となる0.75%の大幅な利上げを決め、景気が減速することへの懸念が広がった形です。
その後は買い戻しの動きも出て、ダウ平均株価の終値は前日に比べて107ドル10セント安い3万76ドル68セントでした。
ダウ平均株価の値下がりは3営業日連続で、この間の下落幅は900ドルを超えました。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も1.3%の下落でした。
市場関係者は「アメリカの長期金利が上昇していることも懸念材料となった。景気の先行きへの警戒感が広がっていて株価の下落傾向にいつ歯止めがかかるのか、見通せない状況だ」と話しています。