トルコ 中央銀行 政策金利1%引き下げ 通貨リラが最安値更新

記録的なインフレが続く中、トルコの中央銀行は金融政策を決める会合で政策金利を1%引き下げ、12%にすると発表しました。利下げは2会合連続で、通貨リラはドルに対して最安値を更新し、市場に動揺が広がっています。

トルコでは8月の消費者物価指数の上昇率が前の年の同じ月に比べて80%を超える記録的な水準のインフレとなっていて、市民生活にも影響を及ぼしています。

こうした中、トルコの中央銀行は22日、金融政策を決める会合を開き、「トルコ経済の成長の鈍化がみられる」として景気を下支えし雇用の改善につなげるため、主要な政策金利を1%引き下げ、12%にすると発表しました。

利下げは2会合連続となります。

エルドアン大統領は「高い金利は景気を冷やす」と主張していて、中央銀行が大統領の意に沿うよう金利の引き下げを決めた形です。

欧米の中央銀行ではインフレ抑制のため利上げを加速しているのに対し、トルコが利下げを決めたことで外国為替市場で通貨リラは売られ一時、1ドル=18リラ台半ば近くまで下落して最安値を更新し、市場では動揺が広がりました。

2023年6月に大統領選挙を控えるトルコでは経済政策が最大の争点ですが、今の政権がどのように物価の高騰に対応するかも今後の焦点になりそうです。