アンジェリーナ・ジョリーさん パキスタン洪水の被災地訪問

難民や大規模な災害の被災者の支援に取り組んでいる、ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが、洪水の被害で1500人以上が死亡したパキスタンの被災地を訪れ、国際社会に支援を訴えました。

アンジェリーナ・ジョリーさんは、洪水の被害が拡大したパキスタンを訪れ、21日に、首都イスラマバードで災害対応にあたる政府や軍の高官らと会談しました。

パキスタンでは、ことし6月中旬以降、例年の雨量を大幅に上回る大雨で洪水が相次ぎ、これまでに1576人が死亡したほか、200万棟の家屋が全半壊するなど、被害が拡大しました。

ジョリーさんは、被害の最も大きかった南部のシンド州を訪れ、被災した人たちと交流したということです。

そして、「十分な支援がなければ、今後、数週間もたない人たちもいる。栄養失調の子どもたちも多く、数か月を乗り切れたとしても冬が来る」と述べ、被災者が置かれた過酷な状況を語りました。

また、「支援の必要性は非常に大きく、あらゆる取り組みが人々の生死に関わる」として、国際社会に被災者への支援を訴えました。

被災地では、雨量が減少しても水が引かない場所も多く、衛生環境の悪化からマラリアなどの感染症も拡大しつつあり、被災者の健康状態が懸念されています。