将棋 里見女流五冠 プロ棋士目指す五番勝負 第2局も敗れる

将棋の里見香奈女流五冠(30)が史上初となる女性のプロ棋士を目指して挑む五番勝負の第2局が行われ、最後まで粘りを見せましたが敗れ、後がなくなりました。

里見女流五冠は、ことし5月下旬にプロへの「編入試験」を受ける条件を満たし、五番勝負に挑んでいますが、先月の初戦は敗れています。

第2局は午前10時から東京の将棋会館で行われ、先手の里見女流五冠が飛車を中央に据える得意の「中飛車」の戦法を取ると、後手の岡部怜央四段(23)は、飛車を横に移動させない「居飛車」で応じました。

里見女流五冠は中盤以降、持ち駒を繰り出すなどして相手の攻撃をしのいでいましたが、終盤にかけて岡部四段の的確な寄せに防戦を強いられました。

持ち時間をほぼ使い切ったあとも、最後まで粘りを見せましたが、午後5時48分、132手までで投了。

第1局に続いて敗れ、「編入試験」の合格に向けて、後がなくなりました。

対局後、里見女流五冠は、「先手と後手が決まっているので対策を練って臨んだが、大事なところで間違えてしまった。次の対局では自分の力を出しきれるように頑張りたい」と話していました。

里見女流五冠は島根県出雲市出身で、女流タイトルのうち、▽清麗、▽女流王座、▽女流王位、▽女流王将、▽倉敷藤花の5つを保持しています。

プロ棋士になるための「編入試験」の制度は2006年に設けられて以降、2人が合格していますが、いずれも男性で、初の女性プロ棋士の誕生となるか注目されます。

第3局は来月行われる予定で、狩山幹生四段(20)と対戦します。