防衛力の抜本的強化へ 政府が有識者会議設置 今月30日に初会合

防衛力の抜本的な強化に向けて、政府は外交・防衛や経済・財政分野などの10人の専門家による有識者会議を設置し、今月30日に初会合を開くことを明らかにしました。防衛費増額の裏付けとなる財源についても議論することにしています。

政府は防衛力の抜本的な強化に向けて、年末にかけて「国家安全保障戦略」など安全保障関連の3文書を改定するとともに、防衛費の増額を目指すことにしています。

これに向けて政府は22日「国力としての防衛力を総合的に考える有識者会議」を設置し、今月30日に岸田総理大臣や関係閣僚も出席して、総理大臣官邸で初会合を開くと発表しました。

メンバーは外交・安全保障分野から
◇元アメリカ大使の佐々江賢一郎氏
◇防衛省の元事務次官の黒江哲郎氏

経済・財政分野から
◇三井住友フィナンシャルグループ会長の國部毅氏
◇日本総合研究所 理事長の翁百合氏など合わせて10人です。

会議では厳しい安全保障環境を乗り切るためには、経済力を含めた国力を総合して対応することが必要だとして、総合的な防衛体制の強化に加え、防衛費増額の裏付けとなる財源などについても議論することにしています。

松野官房長官「高い識見を有するメンバー」

松野官房長官は午後の記者会見で「有識者会議のメンバーは、安全保障、政治・外交、科学技術、経済財政などについて、高い識見を有する方々にお願いした。それぞれの有識者からは、自分の専門分野に限らず、大所高所からの意見をいただければと考えている」と述べました。