
プーチン大統領 核戦力で威嚇 広島の被爆者「絶対に許せない」
ロシアのプーチン大統領が核戦力の使用も辞さない構えを示し、欧米を威嚇したことについて、広島の被爆者からは「絶対に許せないことで、核兵器を使わせてはならないという声を上げ続けなければならない」といった声が聞かれました。
核兵器禁止条約が去年1月22日に発効したことにちなんで、広島県内の被爆者団体などは22日、広島市の平和公園で核兵器禁止条約に日本も参加するよう求める署名活動を行いました。

プーチン大統領が核戦力の使用も辞さない構えを示したことについて、日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会の代表委員の1人で、広島県被団協の箕牧智之理事長は「広島の被爆者は、何としても核兵器をなくすという訴えを地道にでも続けていかなければいけない。これからも署名を通して訴え続けていきたい」と話していました。

また、もう1つの広島県被団協の佐久間邦彦理事長は「きょうの署名活動は、今までとは違う重みがあった。核兵器の使用は、被爆者にとっても広島にとっても絶対に許せない。絶対に核兵器を使わせてはならないという声を上げ続けないとならない」と話していました。