東京都 新型コロナ 7人死亡 前週木曜とほぼ同じ8850人感染確認

東京都内の22日の感染確認は8850人で、1週間前の木曜日とほぼ同じでした。
一方、都は、感染が確認された7人が死亡したことを発表しました。

東京都は22日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の8850人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の木曜日に比べて25人増えていますが、ほぼ同じ数となっています。

年代別に見ると40代が最も多く、全体の17.5%にあたる1546人でした。
次に多かったのは30代で、全体の16.4%にあたる1449人でした。
65歳以上の高齢者は780人で全体の8.8%でした。

22日までの7日間平均は6929.0人で、前の週の79.6%となりました。

また、人工呼吸器かECMO=人工心肺装置を使っている重症の患者は、21日より4人減り17人でした。

一方、都は、感染が確認された10歳未満と、70代から90代の男女、合わせて7人が死亡したことを発表しました。

また、確認された感染者のうち、都外から持ち込まれた検体を都内の医療機関で検査したのは113人でした。

他県内の陽性者登録センターなどを通じた申請はありませんでした。

モニタリング会議 “感染者数減少比率は横ばい 増加に警戒”

東京都は22日、モニタリング会議を開き、都内の感染状況と医療提供体制について、いずれも4段階のうち上から2番目の警戒レベルを維持しました。

新規感染者数の7日間平均は、21日時点でおよそ6800人と7週連続で減少しています。

前の週のおよそ78%で、今月に入り減少の比率は横ばいで推移していて、専門家は「今後、新規感染者数が十分に下がりきらないまま増加に転じることに警戒が必要だ」と指摘しました。

新規感染者数を年代別にみると、10代以下の割合が29.1%と4週間連続で上昇しているということです。

また、会議では、ワクチン接種によって得られた免疫が時間の経過で弱まっている人が今月以降増えてきているとの分析結果が報告されました。

専門家は「今後、有効な免疫を保持する人の割合が減少し、人々の行動がさらに活発化する可能性がある。ワクチンの追加接種を迅速に推進していくことが重要だ」と述べました。

小池知事 “都民割” 10月末まで延長を明らかに

モニタリング会議のあと、小池知事は記者団に対し、都民の都内での旅行費用を助成する事業、いわゆる“都民割”の「もっとTokyo」について、10月末まで1か月延長することを明らかにしました。

この事業は、
▽宿泊を伴う6000円以上の旅行に対し、1人1泊当たり5000円を、
▽3000円以上の日帰り旅行では1人1回当たり2500円を助成するもので、
都は、感染状況を踏まえ今月1日から今月末まで実施するとしていました。