岸田首相 新型コロナ水際対策 10月からさらに緩和の意向

岸田総理大臣は、訪問先のアメリカ ニューヨークで日本の食文化などを発信するレセプションに出席し、10月から新型コロナの水際対策をさらに緩和する意向を明らかにしたうえで、日本食を味わうために、より多くの人に日本を訪れてもらいたいと呼びかけました。

ニューヨークを訪れている岸田総理大臣は、日本酒や和牛など日本の食文化を発信するため、日本時間の22日午前、現地で開かれたレセプションに出席しました。

この中で岸田総理大臣は「世界中の方々から『いつから日本に旅行できるのか』という声をいただいている。来月以降、水際対策をさらに緩和する。訪日して日本食を味わっていただく計画を立ててもらいたい」と呼びかけました。

新型コロナの水際対策の緩和について、政府は入国者数の上限を撤廃するとともに自由な個人旅行を認め、短期滞在のビザを免除する方向で調整を進めていて、近く公表することにしています。

菅前首相「かつての3200万人のインバウンド復活を」

自民党の菅前総理大臣は22日午後、東京都内で開かれた観光関連のイベントであいさつし「旅行関係は元気がないので、かつての3200万人のインバウンドを復活させたい。さまざまな規制の緩和は近づいてきており、政府には円安のメリットを生かす経済対策をやるべきだと進言している。できることは、ありとあらゆることを実現することが大事だ」と述べました。