岸田首相とバイデン大統領が懇談 国連安保理改革へ連携確認

ニューヨークを訪れている岸田総理大臣は、アメリカのバイデン大統領と非公式に数分間懇談し、国連の安全保障理事会の改革に向けて連携していくことを確認しました。

岸田総理大臣は訪問先のニューヨークで、アメリカが主催した、エイズ・結核・マラリアの三大感染症対策に取り組む基金への増資を検討する会合の終了後に、バイデン大統領と非公式に数分間懇談しました。

この中で岸田総理大臣は、来週27日に行われる安倍元総理大臣の「国葬」に、アメリカがハリス副大統領らを派遣することに感謝の意を伝えました。

また両首脳は、ロシアによるウクライナ侵攻や中国による東シナ海や南シナ海での海洋進出を強める動きを念頭に、安全保障環境が厳しさを増す中、日米同盟の強化を図っていくことを改めて確認しました。

そのうえで岸田総理大臣は、国連総会の一般討論演説でバイデン大統領が国連の安保理改革に言及したことを「高く評価する」と述べ、両首脳は安保理改革に向けて連携していくことを確認しました。