ブラジル 政策金利 13.75%で据え置き インフレ率低下傾向で

ブラジルの中央銀行は、アメリカなどに先行して去年から12回連続で引き上げてきた政策金利について、インフレ率が低下する傾向に転じたことなどを理由に、今の13.75%に据え置くことを決めました。

ブラジルの中央銀行は21日、首都ブラジリアで金融政策を決める会合を開き、政策金利を今の13.75%に据え置くことを決めました。

ブラジルでは、世界的な燃料価格の高騰や天候不順による食料品の値上がりなどから急激なインフレが進み、ブラジルの中央銀行はアメリカなどに先行して去年3月から12回連続で政策金利を引き上げてきました。

しかしその後、世界的な景気減速への懸念による原油価格の下落などから、ブラジルの先月の消費者物価指数は年率で8.7%余りの上昇と1年ぶりに1桁台となり、インフレ率は低下する傾向に転じています。

ブラジル中央銀行は、声明で「インフレ率の低下が定着し目標の水準に達するまで警戒を続ける」などとしています。

ブラジルでは来月2日に大統領選挙の投票が迫っていますが、現職のボルソナロ大統領はインフレ率の低下を自身の経済対策の成果だと強調していて、物価高騰への対応も争点の一つに浮上しています。