オミクロン株対応ワクチンの職域接種 10月24日の週から開始へ

新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチンの職域接種が来月24日の週から始まる見通しとなりました。

今月20日から始まったオミクロン株に対応したワクチンの接種は、従来のワクチンで2回目までを終えた12歳以上のすべての人が対象となります。

4回目を受けていない高齢者や医療従事者などから、自治体ごとの判断で10月半ばまでに順次対象が拡大される予定で、厚生労働省は自治体の負担を軽減するため、職域接種の申請の受け付けを始めました。

職域接種は18歳以上が使用できるモデルナのワクチンで実施されます。

1回目と2回目でも職域接種を行った企業や大学などが応募でき、会場ごとの接種人数は原則500人以上としています。

接種には自治体から配られる接種券が必要ですが、万が一、届かない場合でも必要な手続きをとれば接種できるとしています。

厚生労働省は企業や大学から提出された接種計画をもとに、原則、2週間ごとにワクチンを配送する予定で、最も早いところで来月24日の週から接種が実施されます。

厚生労働省は年末年始に懸念される感染拡大に備え、希望者が年内に接種を終えることを目指すとしています。