岸田首相 核実験禁じるCTBT早期発効目指し 各国に協力呼びかけ

ニューヨークを訪問している岸田総理大臣は、核実験を全面的に禁じるCTBT=包括的核実験禁止条約の発効を目指す首脳級会合に出席し、各国に協力を呼びかけました。

核実験を全面的に禁じるCTBT=包括的核実験禁止条約は、日本を含む174の国が批准していますが、アメリカや中国など一部の国が批准せず、発効に至っていません。

CTBTの早期発効を目指す初めての首脳級会合が、日本時間の22日未明ニューヨークで開かれ、岸田総理大臣は「ロシアによるウクライナ侵略を契機に、核兵器のない世界への道のりは一層厳しくなっている。道のりがいかに厳しいものであったとしても、この歩みをたゆむことなく進めていかなくてはならない」と述べました。

そのうえで、CTBTの普遍化と早期発効に向けて具体的な努力を進めることや、CTBTの検証体制を強化することが重要だと指摘し、批准していない国に粘り強く働きかけるとともに、アジア・太平洋地域で、条約の運用体制の整備強化に向け、積極的な支援を行っていく考えを示しました。

最後に岸田総理大臣は「来年広島で開くG7サミットでの議論を通じて、核兵器のない世界の実現に向け、現実的かつ実践的な取り組みを進めていく。ともに粘り強く取り組んでいこう」と呼びかけました。