国際

米NATO大使 ロシアの核戦力の使用 けん制する姿勢示す

ベルギーのNATO本部に駐在するアメリカの大使が、NHKの単独インタビューに応じ、ロシアのプーチン大統領が核戦力の使用も辞さない構えを示したことについて「今のところロシアの状況に特段の変化は見られない」と述べました。そのうえで大使は「ロシアが核戦力の使用に踏み切った場合、われわれは準備ができている」と述べ、ロシアをけん制する姿勢を示しました。
ロシアのプーチン大統領は9月21日のテレビ演説で、戦地に派遣する兵士について、いわゆる予備役を部分的に動員すると表明したうえで、核戦力の使用も辞さない構えを示しました。
これについてアメリカのスミスNATO大使は22日、ベルギーにあるNATO本部でNHKの単独インタビューに応じ「現時点では、核戦力についての非常に危険で事態の悪化につながりかねない発言を耳にしているにすぎない。ロシアの状況を注視しているが、今のところ特段の変化は見られない」と述べました。

そのうえで「ロシアが核戦力の使用に踏み切った場合、われわれは準備ができている」と述べ、ロシアをけん制する姿勢を示しました。

一方、スミス大使は、プーチン大統領のテレビ演説について、ロシアが苦戦していることを表しているという見方を示しました。

軍事侵攻の長期化に伴い、特にヨーロッパではエネルギーや食料の価格の高騰への懸念が高まっています。

これについてスミス大使は「そうした問題は確かにあるが、このNATO本部で耳にするのは、ウクライナ軍への支援を何としても続けるという加盟国の固い決意だ。それは軍事侵攻が始まった2月24日から変わっていない」と述べ、NATO加盟国によるウクライナへの支援に影響を及ぼすものではないという認識を示しました。

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