大相撲秋場所11日目 玉鷲 北勝富士に勝ち優勝争い単独トップに

大相撲秋場所は、21日から終盤戦に入り11日目、平幕の玉鷲が1敗で並んでいた北勝富士に勝って、優勝争いの単独トップに立ちました。角番の大関 御嶽海は、負け越しが決まり、来場所は関脇に陥落することになりました。

中入り後の勝敗です。

▽平戸海に王鵬は、平戸海が寄り切り。

▽琴勝峰に照強は、琴勝峰が突き出し。

▽一山本に隆の勝は、隆の勝がはたき込み。

▽錦富士に千代翔馬は、錦富士が寄り切りで勝ちました。錦富士は2敗を守りました。

▽水戸龍に琴恵光は、琴恵光が押し出し。

▽栃ノ心に竜電は、竜電が寄り切りで勝ちました。

▽剣翔に阿武咲は、剣翔がはたき込み。

▽碧山に隠岐の海は、隠岐の海が引き落とし。碧山は負け越しました。

▽千代大龍に遠藤は、遠藤が押し出し。千代大龍は負け越しです。

▽宝富士に豊山は、宝富士が押し出し。豊山は負け越しました。

▽妙義龍に高安は、妙義龍が下手投げで勝ちました。高安は3敗に後退しました。

▽玉鷲と北勝富士の1敗どうしの一番は、玉鷲が押し出しで勝って、優勝争いの単独トップに立ちました。

▽翔猿に宇良は、翔猿が下手投げで勝って勝ち越しを決めました。

▽明生に霧馬山は、明生が押し出し。

▽琴ノ若に逸ノ城は、琴ノ若が押し出し。

▽大栄翔に翠富士は、翠富士が引き落とし。

▽若隆景に豊昇龍は、若隆景が押し出し。若隆景は3連敗のあと8連勝で勝ち越しを決めました。

▽大関 貴景勝に錦木は、貴景勝が突き落とし。

▽佐田の海に角番の大関 御嶽海は、佐田の海が突き落としで勝ちました。御嶽海は負け越しで、来場所は関脇に陥落することが決まりました。

▽若元春に大関 正代は、正代が突き落とし。正代はようやく2勝目です。

秋場所は11日目が終わって、平幕の玉鷲が1敗で単独トップに立ち、2敗でいずれも平幕の北勝富士と錦富士が追う展開となりました。

各力士の談話

2敗の錦富士は、3敗の平幕・千代翔馬を左四つで力強く寄り切って9勝目とし「いろいろしてくるうまい力士なので、立ち合い当たって自分の流れで相撲を取ろうと思った」と落ち着いた様子で話していました。

また、20日から休場した同じ部屋の横綱・照ノ富士からは「『崩れかけても軸がしっかりしている』と言ってもらえた」とうれしそうに明かしていました。

そのうえで「今までやってきたことや教えてもらったことを軸に1日一番しっかり取りたい。あした勝ってふた桁に乗せたい」と意気込んでいました。

玉鷲は1敗で並んでいた平幕・北勝富士に押し出しで勝って単独トップとなりました。

7場所ぶりのふた桁勝利を挙げた玉鷲は「相手も大勝ちしているので、しっかり当たっていこうと思った。きょうはどうしても自分の相撲を取りたかったので、できてよかった」と話していました。

そして「自分の相撲を取って1日1日しっかりやれば結果は出るんじゃないかと思う」と終盤戦を見据えました。

一方、2敗に後退した北勝富士は「圧力が強かった。思いっきりやったのできのうみたいな悔いはない」と話したうえで「残り4日だが、前に圧力をかけて自分らしい相撲を一番でも多く取れるように頑張る」と意気込みました。

30歳の翔猿は同い年の平幕・宇良に下手投げで勝って勝ち越しを決め「宇良関とは相撲教習所時代から上で盛り上げようと言っていたので、感慨深い。強い気持ちで行こうと思って、引かないようにどんどん前に出た。意地でも勝とうという気持ちがあった」とおよそ1分の相撲を振り返りました。

前頭筆頭での勝ち越しで新三役昇進も視野に入り「努力は裏切らない。一番一番集中して頑張る」と残り4日に気合いを入れました。

関脇の若隆景は4日目から8連勝で勝ち越しを決め「下からよく攻められた。感覚的にもいい相撲が取れたと思う」といつもどおり淡々と話していました。

35歳の佐田の海は御嶽海を破って7年ぶりの大関戦勝利に「大関と対戦させてもらうだけでもありがたい。その中で勝ててうれしい」と喜びを語りました。

熊本県出身の佐田の海は早くもことし11月の九州場所に向けて「温かく迎えてくれるので、今場所は弾みがつくようにやっていきたい」と話していました。

大関・正代は2日目からの連敗を9で止めてようやく2勝目を挙げ「ちょっと長かった。序盤の連敗で精神的にも悪い方向にいってしまって変に考え込んでしまった。日に日に声援が大きくなっているような気がしていたので、なんとか期待に応えたいというのがずっとあった。この調子で千秋楽まで勝って今場所は締めくくれたら」と話していました。