外国人旅行者 2か月連続前月上回るも 感染拡大前 大きく下回る

先月、日本を訪れた外国人旅行者はおよそ17万人と、2か月連続で前の月を上回りました。ただ、観光客の受け入れ再開から3か月近くたっても増加は緩やかで感染拡大前の水準を大きく下回っています。

日本政府観光局によりますと、観光客を含め、日本を訪れた外国人旅行者は先月、推計で16万9800人となり、2か月連続で前の月を上回りました。

国別では、
▽ベトナムが3万3000人と最も多く、
▽次いで韓国が2万8500人、
▽アメリカが1万5800人、
▽中国が1万2300人などとなっています。

ことしに入って、新型コロナの水際対策が徐々に緩和され、ビジネスや留学のために日本を訪れる外国人が増えたことが主な要因ですが、感染拡大前の2019年8月の252万人と比べると、大きく下回っています。

外国人観光客の受け入れ再開から3か月近くたっても緩やかな増加にとどまっていて、外国人旅行者の多くを占めていた観光客の誘致と感染対策との両立が課題となっています。

観光庁 和田長官「回復には入国者数の上限やビザなど課題」

日本を訪れる外国人旅行者の数が依然、感染拡大前の水準を大きく下回っていることについて、観光庁の和田浩一長官は21日の記者会見で「受け入れる側の地域の方々の安心感も醸成しながらインバウンドの受け入れを進めていくことが重要だと思う」と述べました。

そのうえで、新型コロナの水際対策について、「この先、本格的にインバウンド需要を回復させていくためには、入国者数の上限やビザの問題、個人旅行の解禁に課題があると認識している。感染拡大の防止と、社会経済活動のバランスを考えながら、政府全体で検討していく」と述べました。