新型コロナ オンライン「陽性者登録窓口」設置へ 神奈川

新型コロナウイルスの感染者の全数把握の見直しで、詳しい情報を報告する対象が重症化リスクが高い人に限定されるため、神奈川県は対象外となる人のためにオンラインの「陽性者登録窓口」を設けることを決めました。

感染者の「全数把握」見直しが今月26日から全国一律の措置として運用が始まるのを前に、神奈川県は21日、県の対策本部会議を開きました。

会議では見直しに伴い、詳しい情報を報告する対象が重症化リスクが高い人に限定されるため、対象外となる重症化リスクの低い患者についての対応をまとめました。

具体的には、県が新たにオンラインの「陽性者登録窓口」を設けて陽性が確認された場合に登録してもらい、健康観察や電話相談を行うとともに、体調が悪化した場合は医療機関につなぐ対応を取るということです。

そして自分で検査をして陽性になった場合、医療機関を受診せずにオンラインで届け出るという現在の制度を新たに設ける「陽性者登録窓口」に一本化するということです。

黒岩知事は「今後は医療機関の事務負担が大きく減少し、医療体制もよりしっかり確保できる。届け出の対象外になることで不安を感じる方がいるかもしれないが、しっかり相談に応じて医療につなげていくので、安心してほしい」と述べました。