安倍元首相「国葬」前に 警察庁長官が会場の日本武道館を視察

安倍元総理大臣の「国葬」を前に、警察庁の露木康浩長官が会場となる東京・日本武道館を視察し、警備の準備状況などを確認して万全の態勢で要人警護に臨むよう指示しました。

21日午前、「国葬」の会場となる東京・千代田区の日本武道館を視察に訪れた露木長官は、警察庁の担当者から当日の警備態勢について説明を受けました。

視察では、会場の北側にある田安門から館内につながる歩道や周辺の駐車場や、出入り口に危険な状況がないかなどを確認していました。

今回の警備は、元総理大臣の銃撃事件を受け、抜本的に見直した要人警護の運用に基づき行われる初めての大規模警備となり、警察庁は、会場周辺の危険度を分析したうえで詳細な警護計画を作成する方針です。

視察のあと、露木長官は「指揮官が現場の状況をしっかりと把握することが第一なので私自身の目で視察を行った。多数の外国要人が参列することがこれまでの警備と異なり、国際テロも含めて検討しなければならない。脅威を想定したうえで、的確な警護計画に基づいた警護を実施して万全を尽くしていきたい」と述べました。

当日は都心環状線などの高速道路に加え、会場周辺の一般道も交通規制が行われる予定で、警視庁が「最高警備本部」を設置して都内各地の警戒にあたることにしています。

松野官房長官「 警備に万全を期す」

松野官房長官は、午後の記者会見で「今回の『国葬儀』は、安倍元総理大臣に対する銃撃事件という事態のもとで行われるものであることに加え、さまざまな違法行為の発生が懸念されるなど、厳しい情勢のもとで実施されることになる。脅威となり得る兆しを幅広く、かつ迅速に把握するとともに、いかなる脅威にも対処できるよう警戒を徹底する必要があり、警備に万全を期していきたい」と述べました。