アメリカ・カナダの艦艇 合同で台湾海峡を通過

アメリカ海軍は、アメリカとカナダの軍の艦艇が合同で台湾海峡を通過したと発表しました。中国が大規模な軍事演習を行うなど台湾への圧力を強める中、アメリカとしては同盟国とともにこの地域への関与は揺るぎないという姿勢を示すねらいがあるとみられます。

アメリカ海軍第7艦隊の発表によりますと20日、ミサイル駆逐艦「ヒギンズ」とカナダ海軍のフリゲート艦「バンクーバー」が合同で台湾海峡を通過したということです。

第7艦隊は声明で「艦艇はどの沿岸国の領海にも属さない航路を通過した。自由で開かれたインド太平洋への関与を示すものだ」と説明しています。

アメリカのペロシ下院議長が8月、台湾を訪問したのを受けて、中国が大規模な軍事演習を行うなど台湾への軍事的な圧力を一段と強める中、アメリカとしては同盟国とともにこの地域への関与は揺るぎないという姿勢を示すねらいがあるとみられます。

アメリカ国防総省のライダー報道官は20日、記者会見で「われわれはこれまでと同様に国際法が許すところならどこでも飛行し、航行し、活動し続ける」と述べて、引き続きアメリカ軍の艦艇が台湾海峡を通過するという認識を示しました。

中国軍「断固としてあらゆる威嚇や挑発を阻止」

これに対し、中国軍で東シナ海を管轄する東部戦区の報道官は21日、談話を発表し「戦区の部隊は常に高度な警戒態勢を保ち、断固としてあらゆる威嚇や挑発を阻止するとともに国家の主権と領土の一体性を守り抜く」として反発しました。