香港 エリザベス女王追悼で人々を扇動したとして男性が逮捕

イギリスのエリザベス女王の国葬が行われた19日、香港にあるイギリス総領事館の前で人々を扇動したとして、43歳の男性が逮捕されました。男性は3年前の大規模な抗議活動の際に歌われた曲を演奏したとみられていて、政府に批判的な言論に対する統制が強まっています。

警察の発表によりますと、この男性は19日夜、イギリス総領事館の前で人々を扇動したとして逮捕され、20日、保釈されました。

地元メディアによりますと、逮捕された男性は3年前の大規模な抗議活動の際に各地の集会で歌われた「香港に栄光あれ」という曲をハーモニカで演奏したということです。

この日、イギリス総領事館にはエリザベス女王の国葬にあわせて多くの人が訪れ、花を手向けたり写真を撮ったりして女王を追悼していましたが、国葬が終わると一部の人たちが集まって抗議活動の際に使われた「香港人頑張れ」というスローガンを叫び、警察官が駆けつける事態となりました。

香港ではおととし、反政府的な動きを取り締まる香港国家安全維持法が施行され、それ以前の抗議活動で広く使われてきたスローガンが国家の分裂をあおるとして取締りの対象となるなど、政府に批判的な言論に対する統制が強まっています。